極心連合会

極心連合会の歴史と影響

極心連合会（きょくしんれんごうかい）は、かつて大阪府東大阪市に本部を置いていた暴力団であり、六代目山口組の二次団体として知られています。同団体は2019年に解散しましたが、その前身は橋本組という名称でした。

組織の成り立ちと拡大

1963年、大阪ミナミで活動していた独立組織南一家吉田組が解散したのをきっかけに、当時吉田組に所属していた橋本弘文が新たに橋本組を設立しました。この流れの中で、1976年には三代目山口組山健組に加入し、内部の三次団体としての地位を得ました。

1983年には組織名を橋本組から極心連合会に改称しました。その翌年に発生した山一抗争では、山健組傘下の極心連合会が一和会系の組織と対立し、これをきっかけに山口組内外での武闘派としての認知を獲得しました。これにより、組織は暴力団同士の抗争に深く関与していくこととなりました。

山口組直系団体への昇格と活動

2005年には橋本が三代目山健組の組長代行に就任し、その後五代目山口組の直参に上昇して極心連合会も山口組の二次団体としての地位を確立しました。山口組が六代目体制に移った際も、引き続き直系として位置付けられ、様々な活動を行っていきのです。

さらに、2015年の山口組分裂後も極心連合会は六代目山口組に残留し、2018年には二代目兼一会を傘下に加える大きな成長を遂げました。この時点での兼一会の移籍は、組織間の力関係にも影響を与え、多くの注目を集めていました。

解散までの過程

2019年には、六代目山口組若頭・高山清司が社会に復帰。その数ヶ月後の11月、橋本がヤクザからの引退を決意し、極心連合会も解散を迎えることとなりました。解散後は二代目兼一会が山口組の二次団体に昇格し、かつての組員の一部は極粋会へと移籍を果たしました。

代表的な事件

極心連合会は複数の法的問題にも関与していました。2005年12月、橋本が不正競争防止法違反で逮捕され、組関係者による裁判所での妨害行為が問題視されたことが報じられました。2013年には、組織の関係者が大阪市内で武器を保管していたことが明らかになり、家宅捜索が行われました。2018年5月には、当時の若頭が売春防止法違反で逮捕され、売春の利益が暴力団の資金源であったとして告発される事件も発生しました。

おわりに

極心連合会の歴史は、大阪府における暴力団の影響力や抗争の激しさを如実に示しています。暴力団同士の関係や活動の多面的な側面を知ることで、この組織の動向やその影響力をより深く理解することが可能になるでしょう。

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