樋口龍之介

樋口龍之介

樋口龍之介（ひぐち りゅうのすけ）は1994年7月4日生まれ、神奈川県横浜市出身の野球選手です。内野手として活躍する彼は、右投右打のスタイルを持ち、これまでに新潟アルビレックスBCおよび北海道日本ハムファイターズでプレーしてきました。2023年からはクラブチームである全府中野球倶楽部にコーチ兼選手として在籍しています。

経歴

プロ入り前

樋口は横浜市立旭小学校にて野球を始め、その後横浜ベイスターズジュニアのメンバーとしても名を馳せました。中学校では「中本牧リトルシニア」に在籍し、全国大会に3度出場。高校は横浜高校に進学し、甲子園にも多く出場するなど、その才能を発揮しました。卒業後は立正大学に進学しましたが、大学では苦悩の時期を過ごし、プロ志望届を出したものの指名を受けることはありませんでした。

BCリーグ・新潟時代

樋口は大学を卒業後、トライアウト免除の特別合格で新潟アルビレックスBCに入団します。最初の2年はあまり目立った成績を残せなかったものの、3年目となる2019年には見事に調子を上げ、打率.354という成績を残すことで注目を集めました。彼はリーグでの成績も優秀で、打点や本塁打で上位に立ち、最終的には野手部門でMVPにも選出されました。

日本ハム時代

新潟での実績が評価され、2019年に北海道日本ハムファイターズから育成ドラフトで指名され入団。日本ハムでは2020年に支配下登録され、初の一軍出場を果たしました。最初のシーズンはまとまった成績は残せなかったものの、2021年にはキャンプでの好調もありましたが、度重なる怪我に悩まされました。その後2022年にはイースタン・リーグにおいてチーム最多出場を果たしましたが、戦力外通告を受けることになってしまいました。

日本ハム退団後

日本ハムを退団後、樋口は2022年11月に12球団合同トライアウトに参加しますが、新たな契約には至りませんでした。しかし、2023年からは全府中野球倶楽部においてコーチ兼任での活動を開始します。また、社会人としても仕事を始め、キャリアの新たな一歩を踏み出しています。

選手としての特徴

樋口は168cmと小柄な体型ながら、そのバッティング力は非常にパワフルです。特に、三方向に本塁打を打つ能力を持つと評価されています。彼自身も、体が小さいからこその工夫を重ね、日々のトレーニングに励んでいます。守備に関しては二塁、三塁の守備に加え、遊撃手としての経験も持っています。また、体重に関しては肉体改造の結果、入団時に67kgだった体重は、今では91kgを超えるようになりました。

個人的な側面

樋口は自らをミニマリストと称し、非常にシンプルな生活を心がけているといいます。趣味としてはボウリングや卓球を好み、特に卓球ではその腕前が目を引くほどです。彼は、NPBでプレーすることができた経験が、他の選手たちにとっても刺激になれば嬉しいと話しており、選手としての成長を続ける姿勢を崩しません。

樋口龍之介の今後の活躍には、多くの期待が寄せられています。

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