標準英語訳聖書

標準英語訳聖書 (English Standard Version)

『標準英語訳聖書』、略してESVは、2001年にアメリカ合衆国で初めて出版された英語の聖書です。この訳は主に逐語訳を意識して作成されており、もともとは1952年に発表された『改訂標準訳聖書』(RSV)を改訂した形で提供されています。日本では『英語標準訳聖書』という名称でも知られています。

ESVは、Crossway.org（グッド・ニュース・パブリッシャーズ）から200以上のさまざまな版がリリースされています。これには印刷版だけでなく、無料で利用できる携帯端末向けのアプリやウェブサイトも含まれています。このように、デジタルフォーマットでも手軽にアクセスできるため、多くの人々に利用されています。

初版から数回の小改訂が行われており、特に2007年、2011年、そして2016年には細かい修正が施されました。2016年に、改訂作業が行われないとの発表がありましたが、その後にこの方針が撤回されるなど、聖書の内容に対する柔軟な姿勢も見られます。

日本でもESVの利用が広がっており、日本聖書協会の日英対照聖書では、従来の『新共同訳聖書』や『グッドニューズバイブル』に加えて、現在はこのESVが取り入れられています。これにより、英語を話す人々や学びたい人々にとって、非常に貴重なリソースとなっています。

また、国際ギデオン協会は、未信徒や病院、ホテルなどに聖書を無料で提供していますが、2014年までは『新ジェームズ王聖書』を優先的に配布していました。しかし、その後はESVが主に配布されるようになり、さらに多くの人々にそのメッセージが届いています。

参照項目

• - 英語訳聖書

外部リンク

• - 公式サイト

このように、標準英語訳聖書は多様なニーズに応じた利用が可能であり、信者だけでなく、一般の人々にとっても重要な資料となっています。正確でかつ訳文が容易に理解できることが、この版の大きな魅力ともなっています。

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