権柔貞

権柔貞（グォン・ユジョン）

権柔貞（グォン・ユジョン、1995年6月17日 - ）は、大韓民国出身の柔道選手です。主に57kg級で活躍しています。

略歴

初期は52kg級の選手として、2012年のアジアジュニアに出場。決勝で志々目愛選手と対戦し、GS（ゴールデンスコア）の末に有効を取られ、惜しくも2位に終わりました。

その後、階級を57kg級に上げています。2015年の東アジア選手権では、決勝で石川慈選手に横四方固で敗れました。2016年のアジアオープン・台北では、準決勝で渡辺華奈選手に技ありで敗れて3位。グランドスラム・東京でも2回戦で石川慈選手に横四方固で敗れるなど、当時はまだ世界ランキング83位と、中堅選手という位置づけでした。

しかし、2017年に大きな転機が訪れます。グランドスラム・パリで、準決勝で当時世界ランキング3位だった芳田司選手にGSの末に技ありで勝利。決勝では、世界ランキング2位の地元フランスのエレーヌ・ルスボー選手を技ありで下し、見事優勝を果たしました。この優勝をきっかけに、権柔貞選手は一躍注目を集める存在となります。

同年、ヨーロッパオープン・オーバーヴァルトでは決勝で玉置桃選手と対戦し、GSの末に技ありで敗れて2位。アジア選手権でも決勝で芳田司選手に敗れて2位。ユニバーシアードでも2位と、国際大会で安定した成績を残しました。世界選手権では準々決勝でモンゴルのドルジスレン・スミヤ選手に技ありで敗れるなどして7位でしたが、世界団体では準決勝の日本戦で敗れたものの3位入賞を果たしました。ワールドマスターズでは準決勝で再びスミヤ選手に敗れて3位となっています。

2018年の世界選手権では、準々決勝で芳田司選手に合技で敗れ、その後の3位決定戦でもドルジスレン・スミヤ選手に技ありで敗れて5位に終わりました。北朝鮮との合同チームで出場した世界団体では、準決勝の日本戦で敗れるも3位入賞。グランドスラム・大阪では準々決勝で舟久保遥香選手に合技で敗れて3位という結果でした。

2019年4月22日現在、IJF（国際柔道連盟）の世界ランキングは3345ポイントで12位となっています。

主な戦績

2012年 - アジアジュニア 2位（52kg級）
2015年 - 東アジア選手権 2位
2016年 - アジアオープン・台北 3位
2017年 - グランドスラム・パリ 優勝
2017年 - ヨーロッパオープン・オーバーヴァルト 2位
2017年 - アジア選手権 個人戦 2位、団体戦 3位
2017年 - ユニバーシアード 2位
2017年 - 世界選手権 7位
2017年 - 世界団体 3位
2017年 - ワールドマスターズ 3位
2018年 - グランプリ・チュニス 2位
2018年 - グランプリ・フフホト 3位
2018年 - アジア大会 団体戦 3位
2018年 - 世界選手権 5位
2018年 - 世界団体 3位
2018年 - グランドスラム・大阪 3位
2019年 - グランプリ・タシュケント 3位

出典: JudoInside.com

外部リンク

権柔貞 - JudoInside.com のプロフィール（英語）

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