権現堂川用水路

権現堂川用水路について

権現堂川用水路は、埼玉県幸手市と北葛飾郡杉戸町を流れる農業用水路です。この用水路は、地域の農業を支える重要な役割を担っています。

概要

この用水路は、幸手市大字権現堂で利根川水系の中川（明治時代には権現堂川と呼ばれていました）から分水しています。中川の南側と西側に沿って流れ、主に中川の南側の水田地域を灌漑しています。幸手市内の国府間、北2丁目、北3丁目の境界付近で、西から流れてくる北側用水路と合流し、水量を増します。流域のほとんどは水田地域です。

幸手市大字内国府間の中川の土手には、権現堂川用水記念碑が建てられています。また、この周辺にある新圦などの施設は、2010年に「権現堂川用水樋管群」として土木学会選奨土木遺産に選ばれました。

合流

北側用水路が合流しています。

流路

水源: 中川
起点: 埼玉県幸手市大字権現堂

権現堂川の対岸の中川から分水し、中川の土手をくぐり、国道4号の東側を並行して、大字内国府間を南に流れます。

国道4号の桜橋の東側で、西から流れてくる北側用水路と合流し、水量が加わります。合流地点から、流路は南東に変わります。

北3丁目（北側）と北2丁目（南側）の境界を南東に流れます。

大字権現堂（北側）と大字幸手（南側）の境界を南東に流れます。

埼玉県道371号下吉羽幸手線の南側に沿って、大字上吉羽、大字神明内を東に流れます。

大字木立で埼玉県道371号下吉羽幸手線の橋梁をくぐり、同道の北側に沿って大字木立を東に流れます。

大字下吉羽で流路を湾曲させながら南に変え、大字下吉羽のほぼ中央部を流れます。

中川の西側に並行し、大字平野、大字中野、大字長間の東部を南に流れます。

北葛飾郡杉戸町大字並塚の東部を中川に並行して南に流れます。

埼玉県道183号次木杉戸線の橋梁をくぐり、西から流れてくる神扇落を伏せ越し、埼玉県道319号惣新田春日部線の西側に沿って大字並塚を南に流れます。

大字才羽に入ったところで、一旦埼玉県道319号惣新田春日部線から離れ、流路が西に湾曲しますが、再び南東方向に変え、大字才羽を抜ける直前に埼玉県道319号惣新田春日部線を東側に横断します。

大字北蓮沼で再び中川のすぐ西側を南に流れるようになります。

大字大塚で中川の土手をくぐり、権現堂川用水路は中川の右岸に自然合流し、終点となります。

終点: 中川

橋梁

用水路には多くの橋梁が架かっています。主な橋梁は以下の通りです。

あづま橋（埼玉県道267号幸手境線）
新田橋
名称不明の橋
名称不明の橋
名称不明の橋
埼玉県道371号下吉羽幸手線の橋
首都圏中央連絡自動車道の橋
埼玉県道371号下吉羽幸手線の橋
埼玉県道26号境杉戸線の橋
埼玉県道383号惣新田幸手線の橋
名称不明の橋
蛭子橋
名称不明の橋
埼玉県道183号次木杉戸線の橋
名称不明の橋
名称不明の橋
埼玉県道319号惣新田春日部線の橋
名称不明の橋

周辺の施設

用水路の周辺には、以下の施設があります。

行幸湖
権現堂堤
権現堂川用水記念碑
揚水機場

脚注

関連情報や参考文献については、以下の情報をご参照ください。

関連項目

日本の用水路一覧

外部リンク

幸手の環境を学ぼう - 幸手市ホームページ
権現堂川用水樋管群 選奨土木遺産 - 土木学会ホームページ
葛西用水路土地改良区ホームページ
新圦 - ウェイバックマシン（2009年4月15日アーカイブ分） - （有）フカダソフト（気まぐれ旅写真館）

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