横井章

横井章 とは

横井章（よこい あきら、1941年5月1日生まれ）は、日本の元ラグビー選手として知られています。彼は大阪府出身で、ラグビー界において多大なる影響を与えたとされています。

プロフィール

横井は、現役時代の主なポジションはセンター（CTB）で、日本代表として17キャップを獲得しました。また、彼の兄である横井久は、日本代表の監督を歴任し、ラグビー界の重要な存在です。

来歴

横井は大阪府立大手前高等学校に進学し、当初はバスケットボール部で活動していました。しかし、早稲田大学に進学すると、早稲田大学のラグビー部に入部し、早明戦には1年次から4年連続で出場するなど、ラグビー選手としてのキャリアを積んでいきました。

大学を卒業後、彼は三菱自動車工業京都（現在の三菱自動車京都レッドエボリューションズ）でプレーを始めます。1967年にはニュージーランド学生代表クラブ(NZU)との試合で日本代表として初キャップを獲得し、その後通算して17キャップを誇る選手となりました。1968年のニュージーランド遠征では、オールブラックスジュニア戦にも出場し、1トライを挙げるなど、成果を収めました。

さらに1970年からは5シーズン連続で日本代表の主将を務め、特に1973年のフランス遠征中には、兄である横井久が監督としてチームを指揮していました。また、三菱自工京都では、全国社会人大会で2度の優勝を経験しましたが、日本選手権では優勝を果たせないという結果もありました。

引退後の活動

横井は現役を引退した後、しばらくラグビーから距離を置いていましたが、59歳で京都成章高校に偶然足を運び、同校のラグビー部の指導役を担うことになりました。そこでの指導が功を奏し、同校は2001年度の第81回全国高等学校ラグビーフットボール大会で初めての出場を果たし、その後も全国大会での好成績を収めるようになりました。

この成功をきっかけに、横井は関西学院大学ラグビー部、帝京大学ラグビー部でも指導を行い、双方ともに成績向上を実現しました。現在では「ラグビークリエイター」と自称し、主に大学や高校でアドバイザーとして活動しています。彼の指導には多くのチームから依頼が寄せられており、若手選手の成長を支持する役割を果たしています。

横井章は、その選手としての卓越した経歴や指導者としての手腕によって、日本のラグビー界において重要な人物であり続けています。

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