横井芳弘

横井芳弘（よこい よしひろ）

日本の法学者、労働法学者。
中央大学名誉教授であり、元日本労働法学会代表理事。

1924年11月18日に香川県高松市で生まれ、京城で育ちました。2007年7月12日に逝去。

学歴

京城師範学校卒業
1945年：高松経済専門学校卒業
1950年：中央大学法学部卒業
1962年：法学博士（中央大学）

職歴

1950年：中央大学法学部助手
1954年：中央大学法学部助教授
1962年：中央大学法学部教授
1965-1967年：西ドイツ・ギーセン大学に研究留学
1969-1993年：中央大学評議員
1969-1970年：中央大学理事
1976-1978年：中央大学大学院法学研究科委員長
1978-1981年：日本比較法研究所所長
1988-1992年：中央大学附属図書館館長
1996年：中央大学定年退職、同名誉教授
1996-1998年：駿河台大学法学部客員講師
2004-2005年: 駿河台大学法科大学院客員教授

その他の役職

日本労働法学会代表理事（1982年～1984年）
早稲田大学法学部非常勤講師
神奈川大学法学部非常勤講師
一橋大学法学部非常勤講師
法政大学法学部非常勤講師

研究分野

労働法全般を研究領域とし、特に以下の分野に焦点を当てました。

労働協約
団結権論
争議行為

著書

横井芳弘は、労働法に関する多数の著書を執筆・共著しています。

『労働法（新版）　(法律学説判例総覧)』（升本喜兵衛, 中村武と共編, 中央大学出版部, 1964年, 上1）
『労働法（新版）　(法律学説判例総覧)』（升本喜兵衛, 中村武と共編, 中央大学出版部, 1965年, 上2）
『労働組合読本』（沼田稲次郎・蓼沼謙一と共著, 東洋経済新報社, 1961年初版・1965年改訂版）
『演習[労働法]』（片岡昇と共編, 青林書院新社, 1972年）
『労働協約読本』（沼田稲次郎, 蓼沼謙一と共著, 東洋経済新報社, 1972年）
『判例ノート労働法』（青木宗也と共編, 法学書院, 1979年初版・1987年新版）
『現代労働法入門(現代法双書)』（窪田隼人と共著, 法律文化社, 1979年初版・1995年第3版）
『現代労使関係と法の変容』（勁草書房, 1988年）
『新現代労働法入門(現代法双書)』（角田邦重, 脇田滋と共編, 法律文化社, 2000年初版・2003年第2版）

指導教授

中央大学に労働法の研究者がいなかったため、学外指導教授として吾妻光俊（一橋大学名誉教授）の指導を受けました。

主な門下生

多くの法学者を育成しました。

角田邦重
近藤昭雄（中央大学名誉教授）
中村和夫（静岡大学教授）
鎌田耕一（東洋大学教授）
新谷眞人（日本大学教授、元北海学園北見大学教授）
藤原稔弘（関西大学教授）
山田省三

その他

横井芳弘は、その学術的な業績に加え、教育者としても多くの学生から尊敬を集めました。労働法分野における彼の貢献は、今日の労働法学研究に大きな影響を与えています。

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