横倉駅 (長野県)

概要

横倉駅は、長野県下水内郡栄村大字北信にある、東日本旅客鉄道（JR東日本）飯山線の駅です。単式ホーム1面1線を有する地上駅で、飯山駅が管理する簡易委託駅となっています。駅舎は、周囲の景観に調和する古民家風の木造平屋建てで、近隣の理髪店が切符販売を受託しています。

歴史

横倉駅は、1925年（大正14年）11月19日に私鉄の飯山鉄道の駅として開業しました。その後、飯山鉄道が国有化されたことにより、1944年（昭和19年）6月1日に国鉄の駅となりました。

1982年（昭和57年）には無人化されましたが、地元住民が駅長として委託され、駅周辺に花壇を整備し「花の駅」として知られるようになりました。しかし、2011年（平成23年）3月12日に発生した長野県北部地震により駅舎が倒壊の危機に瀕し、花壇も一時的に撤去されました。その後、新駅舎が建設され、花壇の復旧も進められています。

駅舎はもともと2011年秋ごろに建て替えが予定されていましたが、長野県北部地震の影響で前倒しされ、同年8月22日に新駅舎の落成式が行われました。

年表

1925年（大正14年）11月19日：飯山鉄道の駅として開業。
1944年（昭和19年）6月1日：国有化により運輸通信省（後の日本国有鉄道）飯山線の駅となる。
1970年（昭和45年）12月21日：貨物営業廃止、旅客駅となる。
1982年（昭和57年）11月1日：荷物扱い廃止。駅員無配置駅となり、簡易委託化。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる。
2011年（平成23年）
3月12日：長野県北部地震により駅舎が大きな被害を受ける。駅舎は倒壊の恐れがあるため取り壊され、プレハブ造りの仮駅舎で営業を再開。
8月22日：新駅舎落成式。

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅です。かつては島式ホーム1面2線でしたが、現在は1線のみとなっています。駅舎は、2011年の長野県北部地震で倒壊した旧駅舎に代わり、木造平屋建ての新駅舎が建てられています。この新駅舎は、周辺の景観に調和するよう古民家風のデザインが採用されています。

利用状況

JR東日本によると、2023年度（令和5年度）の1日平均乗車人員は6人です。2000年度（平成12年度）以降の乗車人員の推移は以下の通りです。

2000年度(平成12年度)：14人
2001年度(平成13年度)：14人
2002年度(平成14年度)：14人
2003年度(平成15年度)：14人
2004年度(平成16年度)：13人
2005年度(平成17年度)：11人
2006年度(平成18年度)：11人
2007年度(平成19年度)：10人
2008年度(平成20年度)：8人
2009年度(平成21年度)：7人
2010年度(平成22年度)：8人
2011年度(平成23年度)：7人
2012年度(平成24年度)：7人
2013年度(平成25年度)：6人
2014年度(平成26年度)：6人
2015年度(平成27年度)：5人
2016年度(平成28年度)：5人
2017年度(平成29年度)：6人
2018年度(平成30年度)：6人
2019年度(令和元年度)：5人
2020年度(令和2年度)：4人
2021年度(令和3年度)：5人
2022年度(令和4年度)：5人
2023年度(令和5年度)：6人

駅周辺

駅周辺には、以下の施設があります。

栄村立栄小学校
北信保育園
千曲川
国道117号
ながの農業協同組合栄出張所
百合居温泉

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）
■飯山線
平滝駅 - 横倉駅 - 森宮野原駅

脚注

記事本文

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧

外部リンク

駅の情報（横倉駅）：JR東日本

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