横山弘樹

横山 弘樹について

横山弘樹（よこやま ひろき）は、1992年3月12日に宮崎県宮崎市で生まれた元プロ野球選手です。ポジションは投手で、右投左打の選手として知られています。彼の野球人生は、小学生の頃から始まり、高校、大学と進む中で成長を遂げました。

経歴のスタート

横山は、実父の影響を受けて小学生の頃から野球に親しみ、宮崎市立赤江東中学校では宮崎リトルシニアに所属しました。その後、宮崎日大高校に進学し、九州大会では準々決勝まで進出したものの、甲子園球場での全国大会には出場できませんでした。

高校卒業後、桐蔭横浜大学に進学します。最初は制球に苦しみながらも、彼はチームメートと共にリーグ戦で徐々に頭角を現します。特に4年次には、大学選手権や関東地区大学野球選手権大会での活躍が目立ち、最終学年ではリーグ戦で通算6勝1敗を記録しました。

プロ入りからの挑戦

大学卒業後、横山はNTT東日本に入社。ここで彼はエース投手として成長を続け、2014年には都市対抗野球大会での完封勝利を挙げ、注目を集めました。この活躍が評価され、2015年のNPBドラフトでは広島東洋カープから2位指名を受け、契約金7,500万円で入団が決まります。背番号は24に決まりました。

プロ野球選手としての軌跡

プロ入り後の2016年には、早速一軍での先発ローテーションに加わり、開幕から公式戦デビューを果たします。特に中日ドラゴンズ戦での初勝利は印象深いもので、彼はこの年の新人選手としても早い段階で成功を収めます。ただ、シーズン終了後には右肩の関節唇を痛め、リハビリに入ることとなりました。

2017年はリハビリ期間となり、一軍での登板はありませんでしたが、ウエスタン・リーグでは17試合に登板し、2勝を挙げました。翌年も肩の影響で思うような結果が出ず、結局2019年シーズンには登板数も限られました。この年の10月には球団から戦力外通告を受けることになりますが、他球団でのプレーを希望し、合同トライアウトにも参加しました。しかし、残念ながら獲得のオファーはなく、2019年12月には引退を表明しました。

引退後と現在の活動

現役を引退した横山は、2019年12月11日に読売ジャイアンツと契約し、打撃投手として活動を開始しました。2021年にはジャイアンツを退団し、以後は広島を拠点として、地域活動にも取り組んでいます。特にひろしまフラワーフェスティバルでチーズケーキを販売するなど、地元のコミュニティとの関わりを大切にしています。

選手としての特徴

横山の投球スタイルは、バランスの取れたフォームとキレのある直球が特徴的で、社会人時代には最速150km/hを記録しました。多彩な変化球も投げ分けることができ、カットボールやスライダー、チェンジアップなどを使用し、打者を翻弄しました。

彼のプロとしてのキャリアは波乱に満ちたものでしたが、その歩みは多くの野球ファンにとって記憶に残るものとなっています。

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