横浜メディア・ビジネスセンター

横浜メディア・ビジネスセンター（YokohamaMBC）は、神奈川県横浜市中区に所在する地上13階、地下2階の高層ビルです。このビルは、神奈川新聞社、テレビ神奈川（tvk）、横浜市中小企業支援センター、関東学院大学といった多様な組織が入居する複合施設として機能しています。

歴史と建設

横浜メディア・ビジネスセンターは、もともと神奈川新聞社の本社があった場所に建設されました。神奈川新聞社と横浜市産業振興公社が共同でビルの建設を計画し、2001年2月にはテレビ神奈川（tvk）もこの計画に参画しました。同年6月には、横浜市、tvk、神奈川新聞社の間で「関内・山下町再開発整備構想」が発表され、基本協定が締結されました。

設計は山下設計が担当し、2002年7月14日に着工、2004年2月に竣工しました。竣工と同時に、テレビ神奈川と神奈川新聞社は本社機能をこのビルに移転しました。テレビ神奈川（tvk）とその関連会社は1階から5階に、神奈川新聞社は9階から12階にそれぞれ入居しています。tvkは2004年5月10日の午前5時20分から、横浜メディア・ビジネスセンターからの放送を開始しました。

入居テナント

このビルには、様々な企業や組織が入居しています。特に特徴的なのは、8階にある関東学院大学のKGU関内メディアセンターで、平日と土曜日に開館しています。このセンターは、地域社会への貢献と学生の学びの場として活用されています。

また、以前は公益財団法人横浜企業経営支援財団（IDEC横浜）が5階から7階までの3フロアを所有していましたが、2019年に売却しています。

施設の特色

ビルの1階には、「ヨコハマNEWSハーバー」という公開スペースがあります。このスペースは、過去には情報番組のスタジオとしても利用され、多くの市民に親しまれてきました。また、カフェ・レストラン「ブッフェレストランアプローズ→ハーバーズダイニング」が入居していましたが、2022年8月に閉店しました。2023年4月からは、この公開スペースはeスポーツ高等学院横浜校が、9階は中央高等学院横浜校がそれぞれ使用する予定です。

所在地とアクセス

横浜メディア・ビジネスセンターは、横浜市中区太田町2丁目23号に位置しています。アクセスは、JR東日本根岸線、横浜市営地下鉄ブルーラインの関内駅、みなとみらい線の馬車道駅、日本大通り駅から徒歩圏内と、交通の便が非常に良い立地です。

まとめ

横浜メディア・ビジネスセンターは、横浜のメディアとビジネスの中心地としての役割を担い、地域社会の発展に貢献する重要な施設です。多様な入居テナントと公開スペースの活用を通じて、地域との連携を深めながら、更なる発展が期待されています。

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