馬車道駅について
馬車道駅は、
神奈川県横浜市中区本町五丁目にある
横浜高速鉄道みなとみらい線の駅です。駅番号はMM04で、副名称として「
横浜市役所」が付けられています。この駅は、
横浜市における
都心である「横浜
都心」の一角、
関内地区に位置しています。
歴史
2004年2月1日、みなとみらい線の開通とともに開業しました。
2019年9月14日には可動式ホーム柵の使用が開始され、
2020年6月6日には副名称「
横浜市役所」が追加されました。計画段階では「北仲」という仮称でしたが、地元からの要望により「馬車道駅」となりました。また、旧東横線桜木町駅の代替として「新桜木町」という名称案もありましたが、駅の場所と町名の関係から却下されました。
2020年6月1日には、
横浜市役所が当駅最寄りの
北仲通南地区に移転し、1c出口から新市庁舎に直接アクセスできるようになりました。これにより、駅の副名称として「
横浜市役所」が付与されました。また、さくらみらい橋とJR
根岸線桜木町駅新南口を介して、桜木町駅への連絡も可能になっています。
駅構造
馬車道駅は、島式ホーム1面2線を有する
地下駅です。
改札階は地下2階、ホーム階は地下3階にあり、
エレベーターと
エスカレーターが完備されています。駅のデザインコンセプトは「過去と未来の対比と融合」であり、みなとみらい地区と歴史的建造物が多く残る地区の間に位置することから、このコンセプトが採用されました。駅の壁には本物のレンガが使用されており、特に
改札内のレンガは
大正以前の古レンガが使われています。また、吹き抜けには
横浜銀行旧本店で使用されていた
金庫扉や
壁画が埋め込まれています。
2019年に設置された
ホームドアもレンガに合わせた配色で、コンセプトを損なわないように配慮されています。
線内の他駅の駅名標は
ゴシック体ですが、当駅では
明朝体が使用されています。駅の真下にはかつて
横浜銀行旧本店があり、その玄関部分はアイランドタワーの一部として
横浜市認定歴史的建造物として保存され、
テレビドラマの撮影にも使われています。ホームには透明なベンチが設置され、天井も新しく設計されています。
改札口部分の巨大な
ドーム空間は、地下とは思えない開放感を演出しています。
出入り口
駅には以下の出入り口があります。
野毛・桜木町口(b: アイランドタワー連絡口、c: 横浜市役所連絡口)
汽車道口(a: 横浜北仲ノット連絡口)
博物館口
横浜ハンマーヘッド・
万国橋口
馬車道口
赤レンガ倉庫口
本町通り口
利用状況
2023年度の1日平均乗降人員は41,286人です。みなとみらい線の駅では、横浜駅、みなとみらい駅、元町・中華街駅に次いで4番目に利用者が多い駅です。
駅周辺
駅周辺には、以下の施設やスポットがあります。
馬車道
桜木町
関内
伊勢佐木町
横浜市役所
国道133号(本町通り)
神奈川県立歴史博物館
日本郵船 横浜支店
日本郵船歴史博物館
横浜本町郵便局
第四北越銀行 横浜支店
大光銀行 横浜支店
きらぼし銀行 横浜支店
北仲通地区
横浜アイランドタワー
横浜第二合同庁舎
横浜第2合同庁舎内
郵便局
YOKOHAMA KITANAKA KNOT(横浜北仲ノット)
ザ・タワー横浜北仲(
超高層マンション)
オークウッドスイーツ横浜(長期・短期滞在型宿泊施設)
KITANAKA BRICK&WHITE(北仲ブリック&ホワイト)
Billboard Live YOKOHAMA
文化芸術拠点「BankART KAIKO(バンカートカイコ)」
北仲BRICK(旧帝蚕倉庫事務所) - シェアオフィス「ニサンカイ」などに活用
リンコス 横浜馬車道店
万国橋
新港埠頭(みなとみらい新港地区)
横浜赤レンガ倉庫
横浜ワールドポーターズ
横浜ハンマーヘッド
新港ふ頭客船ターミナル
インターコンチネンタル横浜Pier 8
MARINE & WALK YOKOHAMA
安藤百福発明記念館 横浜(カップヌードルミュージアム 横浜)
よこはま新港合同庁舎
国際協力機構 (JICA) 横浜国際センター
横浜海上防災基地
海上保安庁 第三管区海上保安本部
横浜海上保安部
海上保安資料館 横浜館(工作船展示館)
神奈川中小企業センター
神奈川中小企業センター内郵便局
横浜メディア・ビジネスセンター
テレビ神奈川 (tvk)
神奈川新聞
アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉
桜木町駅新南口(JR
根岸線) - 徒歩5分
関内駅(横浜市営地下鉄ブルーライン) - 徒歩5分
日ノ出町駅(京急本線) - 徒歩15分
バス路線
馬車道駅周辺には複数のバス停があり、
横浜市営バス、
神奈川中央交通、
京浜急行バス、
相鉄バスが運行しています。主なバス停は以下の通りです。
横浜市役所前(旧馬車道駅前)
馬車道駅前(旧
横浜第二合同庁舎)
馬車道SubwayMusic
馬車道駅構内では、横浜を中心に活動する
インディーズミュージシャンによる音楽イベント「馬車道SubwayMusic」が毎月2回土曜日に開催されていました。
2006年頃に試験的に始まり、
2007年から正式にスタートしましたが、2011年の
東日本大震災以降、開催されていません。
隣の駅
横浜高速鉄道みなとみらい線における隣の駅は以下の通りです。
みなとみらい駅 (MM03)
日本大通り駅 (MM05)