横瀬駅

横瀬駅の概要

横瀬駅（よこぜえき）は、埼玉県秩父郡横瀬町横瀬にある西武鉄道西武秩父線の重要な駅です。駅番号はSI35です。この駅は1969年に開業し、以来地域の交通の要所として機能しています。また、1992年に新しい駅舎が完成し、1998年には特急「ちちぶ」が全列車停車する駅となりました。このことにより、より多くの乗客が利用するようになりました。

駅の構造

横瀬駅は、1面2線の島式ホームを持つ地上駅です。駅舎はホームの北側に位置し、利用者は構内の踏切を渡ってホームにアクセスします。自動改札機は設置されていませんが、電子マネーのPASMOやSuicaに対応した簡易改札機が用意されています。駅には公衆トイレもあり、特に多機能トイレが設置されておりバリアフリーにも配慮されています。

さらに、駅舎の左側には横瀬町観光案内所があるため、観光情報を得るには便利な場所となっています。また、隣接する横瀬車両基地からは回送された車両を留置するための側線も利用されています。

アクセスと利用情報

上り方面の列車はすべて池袋線に直通し、各駅停車の列車は飯能行き、特急列車は池袋行きに運行されます。特に毎年秋にこれを記念して横瀬車両基地で開催される一般公開イベントでは、当駅始発・終着の臨時列車も運行され、地域の鉄道ファンには待望のイベントとなっています。なお、秩父鉄道との直通運転もあり、乗り換えがスムーズに行える点も魅力です。

2023年度における1日の平均乗降人員は約1,343人と、比較的多くの乗客が利用しています。これは西武鉄道全92駅中86位というデータが示しています。近年は、利用者数は600人前後から1,800人台で推移しており、多くの人々に利用されています。

駅周辺の施設

駅周辺には、宇根八阪神社や横瀬町役場、歴史民俗資料館などの文化施設が点在しています。さらに、横瀬スポーツ交流館や図書館、郵便局など、地域の生活に必要な施設も充実しています。

観光名所としては羊山公園や明智寺があり、特に羊山公園の芝桜の丘は多くの観光客が訪れます。また、武甲温泉も近隣にあり、リラックスできる場所として人気です。駅からは武甲山への登山口も容易にアクセスでき、アウトドアを楽しむ人々にも利用されています。

バス路線と交通の便

横瀬駅から400メートルほど離れた国道299号上には「横瀬駅入口」と呼ばれるバス停があり、西武観光バスの路線がここから運行されています。このアクセスにより、駅との連携が強化され、観光地への移動も便利です。

以上のように、横瀬駅は地域交通の要所としての役割を果たしているだけでなく、観光スポットや週末のアクティビティにも恵まれた駅です。移動の便が良く、多様な利用が可能なため、訪れる人々にとっても魅力的な場所となっています。

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