横田宗太郎

横田 宗太郎の概要

横田宗太郎（よこた そうたろう）は、1856年3月1日に生まれ、1920年3月16日に仙台で息を引き取りました。彼は日本の陸軍軍人で、最終的に陸軍少将にまで昇進した、波乱万丈な生涯を持つ人物です。

軍人としての道のり

横田は明治9年9月に陸軍教導団砲兵大隊に入隊し、翌年に卒業して陸軍砲兵伍長に任命されます。明治11年には軍曹に昇進し、さらに明治12年には陸軍士官学校に入学しました。彼は旧4期の士官生徒として学び、明治14年12月に卒業しました。ただし、当時の教育制度により、彼は生徒少尉の地位を得ることになります。

その後、明治16年に「生徒少尉」としての卒業を果たし、順調に出世街道を歩み始めました。明治19年11月には陸軍砲兵射的学校に入学し、翌年には卒業して陸軍砲兵中尉に任じられ、近衛砲兵連隊小隊長としての任務に就きました。さらに情熱を持って砲兵の軍務に従事する中で、さまざまな戦力を形成していきました。

戦争への従軍

横田は日清戦争と日露戦争といった歴史的な戦争にも従軍し、明治27年8月には日清戦争で混成旅団兵站監副官としての勤務を経験します。この戦争では、大弧山兵站司令官に転補され、糧秣の送付に貢献しました。そこでもちろん、油巌海城を含む様々な戦線で戦いを繰り広げました。

明治28年2月には陸軍砲兵少佐に任命され、同年10月には「従六位勲六等功五級金鵄勲章」を賜るなど、その軍功が評価されました。続いて明治34年6月には陸軍砲兵中佐に昇進し、野戦砲兵第17連隊長に補されます。

日露戦争における活躍

日露戦争が始まったのは明治37年2月でした。その年の7月10日、横田は陸軍砲兵大佐に昇進し、明治39年8月には野戦砲兵第2連隊長となりました。この際、彼は野戦砲兵第17連隊長として戦場に赴きます。旅順攻囲戦では主力砲兵として力を発揮し、奉天会戦でも第三軍の砲兵隊の根幹として奮戦しました。

明治42年8月1日には陸軍少将に進級し、しばらく後に予備役に編入されました。

故郷への帰郷

横田宗太郎はその生涯において、多くの名誉を得ており、大正9年3月16日、彼は仙台でこの世を去ります。その時、正五位勲三等功三級という称号が与えられています。

栄典と位階

彼は1885年7月25日に従七位、1904年9月13日には従五位に昇進しました。また、1895年5月23日には勲六等瑞宝章を授与されています。

その業績と功績は、日本陸軍の歴史において、重要な位置を占めており、後の世代においても記憶されるべき人物です。

もう一度検索