横田耕一

横田耕一

横田耕一（よこた こういち、1939年2月17日 - ）は、日本の法学者であり、憲法を専門としています。九州大学名誉教授、流通経済大学特例教授を務めました。高知県出身で、クリスチャンとしても知られています。また、憲法学者である芦部信喜の門下でもあります。

略歴

1963年、国際基督教大学教養学部を卒業。
東京大学大学院法学政治学研究科に進学し、1965年に東京大学法学修士を取得。その後、同大学院博士課程を単位取得退学。
1968年、九州大学教養部講師に就任。
1969年、九州大学教養部助教授に昇任。
1983年、九州大学教養部教授に就任。
2002年、九州大学を定年退職し、流通経済大学法学部教授に就任。
2010年、流通経済大学法学部特例教授に就任。

学会・社会的活動

横田耕一は、学会活動にも積極的に参加し、以下の役職を歴任しました。

全国憲法研究会運営委員
憲法理論研究会運営委員
日本学術会議公法学研究連絡委員会委員
福岡県婦人問題懇話会委員
春日市個人情報保護審議会副会長

著書

横田耕一は、憲法、人権、象徴天皇制などに関する多数の著書を発表しています。

単著

『象徴天皇制と人権』（部落解放研究所〈人権ブックレット21〉、1990年）
『憲法と天皇制』（岩波書店〈岩波新書〉、1990年）
『アメリカの平等雇用――アファーマティヴ・アクション』（部落解放研究所〈人権ブックレット27〉、1991年）
『人権とは何か』（福岡県人権研究所〈ブックレット菜の花11〉、2006年）

共著

（針生誠吉）『国民主権と天皇制』（法律文化社〈現代憲法大系〉、1983年）

共編著

（江橋崇）『象徴天皇制の構造――憲法学者による解読』（日本評論社、1990年）
（高見勝利）『ブリッジブック憲法』（信山社出版〈ブリッジブックシリーズ〉、2002年）
（松本健男・江橋崇・友永健三）『これからの人権保障――高野眞澄先生退職記念』（有信堂高文社、2007年）

論文

「中華人民共和国新憲法をめぐる若干の問題」『法政研究』第42巻第2・3号（1975年）
「制憲前後の天皇像――象徴天皇制の解釈における”連続性”と”断絶性”序説」『法政研究』第45巻第1号（1978年）



横田耕一は、その研究と教育活動を通じて、日本の憲法学の発展に大きく貢献しました。また、社会的な活動にも積極的に参加し、人権問題の解決に向けて尽力しました。

外部リンク

* 北川俊光 教授 横田耕一教授 伊藤昌司教授 還暦祝賀論文集『法政研究』第66巻第2号（1999年）

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