江橋崇

江橋崇（えばし たかし）

江橋崇は、1942年6月21日生まれの日本の法学者で、特に憲法学を専門としています。東京大学法学部を卒業後、法政大学で長年にわたり教鞭を執り、法学部助教授、教授として憲法学の研究と教育に尽力しました。2013年には法政大学を定年退職し、現在は名誉教授の称号を得ています。

学術活動

江橋教授は、法政大学現代法研究所国連グローバル・コンパクト研究センター長も務め、グローバルな視点からの研究活動にも積極的に取り組んでいます。また、平和フォーラムの代表として、平和に関する活動にも貢献しています。市民立法機構運営委員や日韓市民社会フォーラム運営委員としても活動し、市民社会の発展にも寄与しています。

多彩な顔

江橋教授は、麻雀をこよなく愛する人物としても知られています。日本健康麻将協会顧問、麻雀博物館顧問、大牟田市立三池カルタ記念館顧問、遊戯史学会副会長など、遊戯に関する役職を多数務めています。著書には『麻雀博物館大図録』があり、麻雀文化の研究にも貢献しています。また、三重テレビの番組「小島武夫の実戦リーチ麻雀」では、対局者として出演し、小島武夫氏と解説を務めるなど、その多才ぶりを発揮しています。

著書

江橋教授は、憲法学、人権、グローバル問題など、幅広いテーマに関する著作を多数発表しています。

『外国人労働者と日本』（岩波ブックレット、1992年）
『自治体国際政策の展開と内なる国際化 外国人住民の人権を保障するには』（地方自治総合研究所、1994年）
『市民主権からの憲法理論--増補型改正の提案』（生活社、2005年）
『「官」の憲法と「民」の憲法--国民投票と市民主権』（信山社出版、2006年）
『花札 ものと人間の文化史』（法政大学出版局、2014年）

共編著・監修

『憲法判例集』（野中俊彦共編著、有斐閣新書、1978年）
『象徴天皇制の構造--憲法学者による解読』（横田耕一 共編著、日本評論社、1990年）
『外国人は住民です--自治体の外国人住民施策ガイド』（編著、学陽書房、1993年）
『憲法--基礎演習』（戸松秀典共著、有斐閣、1992年）
『来日外国人人権白書』（田中宏共編、明石書店、1997年）
『麻雀博物館大図録』（麻雀博物館図録編纂委員会編、監修、竹書房、1999年）
『人権政策学のすすめ』（山崎公士共編著、学陽書房、2003年）
『グローバル・コンパクトの新展開』（編著、法政大学現代法研究所、2008年）
『企業の社会的責任経営 CSRと国連グローバル・コンパクトの可能性』（編著、法政大学現代法研究所、2009年）
『東アジアのCSR 国連グローバル・コンパクトの新たなチャレンジ』（編著、法政大学現代法研究所、2011年）

翻訳

『戦前日本の思想統制』（リチャード・H.ミッチェル著、奥平康弘共訳、日本評論社、1980年）

論文

江橋教授は、多くの学術論文を発表しており、その研究成果は広く認められています。

まとめ

江橋崇教授は、憲法学研究者としてだけでなく、平和運動家、遊戯文化研究者としても多岐にわたる分野で活躍しています。その幅広い知識と活動は、社会に大きな影響を与えています。

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