横須賀市立走水小学校

横須賀市立走水小学校について

横須賀市立走水小学校（よこすかしりつ はしりみずしょうがっこう）は、神奈川県横須賀市の走水に位置する公立の小学校です。1873年に設立され、2025年に横須賀市立馬堀小学校に統合されて閉校するまで、地域の教育に大きく寄与していました。

特徴

この学校は三浦半島の突端にあり、「海に一番近い学校」として知られていました。生徒たちは海での水泳や、水平線を眺める授業を受けるなど、自然と密接な学びを体験しました。また、学校前の磯では、毎年「海の幸集会」が行われ、海の生き物と触れ合う機会が提供されていました。すなわち、地域の豊かな自然環境を活かした教育が行われていたのです。2023年度には、横須賀市の小学校の中で唯一、複式学級が設置されており、小規模な学級運営が行われていました。

沿革

走水小学校の歴史は、1873年9月1日に「第一大学区神奈川県管内第十中学区相模国三浦郡第七十三番小学走水学舎」として開校されたことから始まります。その後、1876年に「走水小学校」に改名され、1892年には「浦賀町尋常走水小学校」となりました。1923年に「浦賀町走水尋常小学校」に改称され、1930年には現在の所在地に移転し、これを創立記念日と定めました。

1941年には「浦賀町走水国民学校」に改名され、1943年には浦賀町が横須賀市に編入されたことに伴い、「横須賀市走水国民学校」に改称されました。その後、1947年4月1日に学校教育法の施行により、現在の校名である「横須賀市立走水小学校」に変更されています。1975年には新たに校舎が完成し、当時の生徒数は約270人でした。

2025年3月25日、閉校式が行われ、閉校時の生徒数は申し訳ないことに29人という少人数となりました。さらに、3月29日には在校生や卒業生、地域住民約1000人が参加する閉校イベントも開催され、地域の人々に惜しまれながら幕を閉じました。4月1日には正式に横須賀市立馬堀小学校に統合され、新たな歴史の一歩を踏み出しました。

通学区域

走水小学校が存在した2014年度には、その通学区域は走水に設定されていました。

進学先中学校

生徒たちは横須賀市立馬堀中学校に通うことが一般的でしたが、公立学校選択制を利用することで、横須賀市立大津中学校や横須賀市立鴨居中学校への進学も可能でした。

交通アクセス

学校へのアクセスは京浜急行バスの走水小学校バス停から徒歩で行くことができます。

関連項目

本校の閉校を含む、神奈川県の小学校の廃校に関する情報は、「神奈川県小学校の廃校一覧」にて確認できます。 詳細な履歴やコミュニティの反応は、横須賀市立走水小学校の公式ホームページでも見ることができます。

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