橋爪もも

橋爪ももについて

橋爪もも（はしづめ もも）は、5月10日生まれの日本のシンガーソングライターで、レインボーエンタテインメントに所属しています。彼女は独自のロリータファッションを身にまといながら、音楽活動を展開しています。彼女のスタイルは、アコースティックギターを用いた弾き語りによるオリジナル楽曲のライブパフォーマンスです。

来歴

ももは、都内のライブハウスを拠点として、音楽活動を始めました。特に、自主企画のライブを行い、多くのファンと交流を持つことに力を入れています。また、彼女はドレスメーカー学院を卒業しており、そのスキルを活かして、自らと他のアーティスト（例えば、There There TheresやSTARMARIE）のためにロリータファッションに基づく衣装を製作・提供しています。

2016年10月には、FM NACK5で自身初の冠番組『橋爪ももの生乾き放送〜終わりよければ〜』のパーソナリティとして抜擢され、その後の活動が急速に多様化していきました。特に、文庫Xをイメージした楽曲「文庫Xの歌」を制作し、隠れた歌手としてさわや書店フェザン店で300枚以上を売り上げる成功を収めました。

2017年10月には、徳間ジャパンコミュニケーションズからシングル「願い」をリリースし、晴れてメジャーデビューを果たしました。続いて、2018年には新曲「自由」がBSジャパンのドラマ『逃亡花』の主題歌に選ばれ、同年6月にはメジャー初のミニアルバム「夜道」を完成させています。

2019年4月には、フルアルバム『本音とは醜くも尊い』を発表。発売を記念してインストアライブを行い、ゲスト出演したラジオ番組では、このアルバムが12人の物語を描いていると説明しています。特に、リード曲「バレリーナ」は、テレビ神奈川の音楽番組「関内デビル」でエンディングテーマに抜擢されるなど、多くのメディアで紹介されました。2019年6月には、メジャーデビュー後初の単独ライブを渋谷で開催し、その際の「赤裸々」というコンセプトで、自身の音楽を深く掘り下げるパフォーマンスを行いました。

音楽性

ももの音楽のルーツは邦楽のロックで、特にTHE YELLOW MONKEYの吉井和哉の影響を強く受けています。幼少期から家族の影響で、さだまさしといった男性アーティストの楽曲にも親しんでおり、彼女自身のスタイルを「哀愁ロック」と定義しています。日常の感情を歌詞に反映させたダークな側面から、物語性を持つ繊細なバラードまで、ジャンルを超えた幅広い楽曲を提供しています。

彼女のギターはそれぞれに名前が付けられ、初代アコースティックギターは「小林」と呼ばれ、現在使用しているTAYLOR914ceは「髭丸」と名付けられています。

人物

「橋爪もも」という名前は、彼女の母親がミヒャエル・エンデの代表作「モモ」を好きだったことに由来しています。明るくユーモアたっぷりの性格で、トークでは時折下ネタを交えることもあります。2015年にリリースしたミニアルバム『終わりよければ』のジャケットでは、ロリータ服を着てラーメン店のキッチンで湯切りをしている姿が印象的で、これもまた彼女の音楽やファッション、性格のギャップを象徴しています。

また、ワコール系列の下着メーカー・ウンナナクールの愛用者として知られており、その愛情はインタビューにまで発展しています。彼女の多彩な表現と活動には、今後も注目が集まるでしょう。

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