橋頭駅

橋頭駅 (きょうとうえき)

橋頭駅は、台湾の高雄市橋頭区に位置する、台湾鉄路公司（台鉄）と高雄捷運（高雄メトロ）が乗り入れる駅です。この駅は、二つの異なる鉄道システムが交わる重要な交通拠点となっています。

乗り入れ路線

台湾鉄路公司（台鉄）: 縦貫線が乗り入れています。台鉄の橋頭駅は三等駅に分類され、区間車のみが停車します。
高雄捷運（高雄メトロ）: 紅線が乗り入れています。高雄捷運の駅の正式名称は「橋頭火車站（きょうとうかしゃたん）」です。かつては紅線の終点駅でしたが、現在は途中駅となっています。

歴史

台湾鉄路橋頭駅

1901年5月15日: 台湾総督府鉄道の「橋仔頭乗降場」として開業しました。
1902年4月20日: 「橋仔頭停車場」に昇格しました。
1920年10月1日: 「橋子頭駅」（当時の表記は「橋子頭驛」）と改称されました。
1955年3月1日: 現在の「橋頭駅」に改称されました。
2008年3月18日: 日本統治時代の旧駅舎の使用を停止し、高雄捷運との共同駅舎に移転しました。

高雄捷運橋頭火車站

2008年3月9日: 捷運紅線の橋頭火車站 - 小港間が正式開通し、暫定的な終点駅として開業しました。
2012年12月23日: 紅線が当駅から南岡山まで延伸され、終点駅から中間駅となりました。

駅構造

橋頭駅は自由通路を備えた橋上駅舎であり、台鉄と高雄捷運の改札口はそれぞれ独立しています。捷運開業前に使用されていた台鉄駅舎は、現在は使用されていません。

台湾鉄路

単式ホームと島式ホームを合わせた2面3線の地上駅です。

のりば

1番線：下り（岡山、高雄方面）
2番線：上り（台南、嘉義方面）
3番線：待避線

高雄捷運

島式ホーム1面2線の高架駅です。駅の入り口にある巨大な陶器製壁画《天工開物》は、著名な陶芸家である朱邦雄氏によって製作されました。この壁画は幅9メートル、高さ12メートルで、1311枚の陶板から成り、製作には70トン以上の陶土が使用されました。

のりば

1番線：下り（南岡山方面）
2番線：上り（小港方面）

捷運駅出口

1番出口: 駅東側、橋頭糖廠方面
2番出口: 駅西側、台鉄橋頭駅方面

両出口には、バリアフリー対応のエレベーターが設置されています。

利用状況

高雄捷運の開通後、岡山、路竹、台南方面への乗り換え客が増加し、業績は大幅に向上しました。捷運の優待運賃終了後は乗換客が減少すると見込まれるため、台鉄は対号列車の停車を検討しましたが、現在も区間車のみが停車しています。

台鉄駅: 2015年の統計によると、1日平均利用客数は2,956人で、台鉄駅の中で77位でした。
高雄捷運駅: 2017年4月の統計によると、1日平均利用客数は4,439人で、高雄捷運駅の中で26位でした。

駅周辺

橋頭区公所
高雄糖業文化園区（旧高雄製糖工場、別名：橋頭糖廠）
高雄市立橋頭国民中学
橋頭国中遊泳池
高雄市橋頭区橋頭国民小学
橋頭老街
駅前ショッピングセンター
宏仁医院
台電サービスセンター
台1線

バス路線も利用可能です。

隣の駅

台湾鉄路

縦貫線南段: 岡山駅 - 橋頭駅 - 楠梓駅

高雄捷運

紅線: 岡山高医駅 (R24) - 橋頭火車站駅 (R23) - 橋頭糖廠駅 (R22A)

関連項目

台湾の鉄道駅一覧

外部リンク

橋頭駅（台湾鉄路公司）（繁体字中国語）
台湾鉄路公司（日本語, 繁体字中国語, 簡体字中国語, 英語, 朝鮮語）
橋頭駅（高雄捷運公司）（日本語, 繁体字中国語, 英語）

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