機動戦士ガンダム (対戦型格闘ゲーム)

機動戦士ガンダムとその続編、EX-REVUE



『[機動戦士ガンダム]]』は、1993年にバンプレストからリリースされたアーケードゲームで、テレビアニメ『機動戦士ガンダム』を基にした対戦型の格闘ゲームです。この作品は、アーケード向けに発売されたリアル体型のガンダムゲームの初めての例であり、プレイヤーが[[モビルスーツ]を操作して、相手のエネルギーゲージを0にすることで勝利を目指します。

ゲームシステムの概要


本作は、対戦型格闘ゲームの基本的な特徴を踏襲しており、各モビルスーツには主武器としてのビームライフルなどの飛び道具が存在しますが、これらはコマンド入力による必殺技として機能します。通常攻撃は格闘として設定されており、操作はシンプルで、1本の方向レバーと2つの攻撃ボタン（弱攻撃・強攻撃）を使用します。レバーを左右に動かすことでキャラクターを前後に移動させ、上下の入力でしゃがみやジャンプが可能です。また、連続入力をすることでダッシュができ、後ろにレバーを倒すことでガードが発動します。攻撃が接触する際には、お互いの攻撃が相殺し合う仕組みも魅力です。

登場するモビルスーツ


ゲームには多様なモビルスーツが登場しますが、戦う舞台には地球や宇宙が設定されています。それにもかかわらず、各モビルスーツの性能は変わらず、戦闘が行われるため、アニメにおけるそれぞれの適正は反映されていません。プレイヤーは選択した機体以外のさまざまなモビルスーツと戦うことになるため、同勢力同士の戦闘も頻繁に展開されます。特に、セイラ専用ガンダムやシャア専用機など、アニメでおなじみのキャラクターたちが登場し、ファンにはたまらない要素となっています。以下は登場するモビルスーツの一部です。


また、最終ボスとしてCPU専用のジオングが登場します。

後継作品『機動戦士ガンダム EX-REVUE』


1994年に登場した『機動戦士ガンダム EX-REVUE』は、本作の続編であり、新たに「投げ」システムが追加されました。この作品では、操作系が1レバー4ボタン（弱・中・強・投げ）に変更され、モビルスーツの選択肢も14体に増加しました。更に、2Pカラーが実装されたことで、同じ機体同士での対戦が可能になり、より多様な戦略が楽しめるようになっています。しかし、描画フレーム数は前作の60フレームから30フレームに減少している点は要注意です。

新登場のモビルスーツ


EX-REVUEにも多くのモビルスーツが登場し、次のようなキャラクターがプレイヤーの選択肢に加わります。


特に、ドルメルのキャラクターデザインは逢坂浩司によるもので、彼女の存在感がプレイヤーに新たな刺激を与えています。

設計と開発の経緯


本ゲームの開発は、元々アテナによって進められていましたが、そのプロトタイプ版の完成度が低いため、バンプレストの判断で開発が中止されました。その後、アルュメに引き継がれ、最終的に発売に至ります。このような経緯も含めて、機動戦士ガンダムシリーズはファンにとって特別な意味を持つものとなりました。

機動戦士ガンダムとその続編、EX-REVUEは、多くのガンダムファンに愛され、今なお新たなファン層を獲得し続けています。

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