櫻井寿貴

櫻井寿貴

櫻井 寿貴（さくらい としき、1980年2月27日生まれ）は、日本の群馬県に生を受けた、かつてラグビー選手として活躍した人物である。

グラウンドでは主にプロップ（PR）のポジションを務めた。プロップはスクラムの最前列を担うポジションであり、強靭なフィジカルと高度な技術が求められるチームの要である。櫻井氏も身長185cm、体重115kgという恵まれた体格を持ち、このポジションで真価を発揮した。その実力は高く評価され、キャリアにおいては関東代表にも選出された経験を持つ。

経歴

高校・大学時代

群馬県で育った櫻井氏は、高校は東京農業大学第二高等学校に進学し、ラグビー部で才能を磨いた。1998年に高校を卒業すると、大学ラグビー界で有数の強豪校として知られる関東学院大学に進学。同大学のラグビー部で、日本のトップレベルを目指す日々を送った。大学時代には、後のトップリーガーとなる今村友基氏、榎本淳平氏、角濱嘉彦氏、春口翼氏、山口智史氏ら多くの才能ある選手たちと同期として共に汗を流し、切磋琢磨した。

トップリーグでの活躍

四年間の大学生活を経て、ラグビー選手としての基礎と実力を固めた櫻井氏は、2002年に大学を卒業。その後、日本の社会人ラグビー最高峰リーグであるトップリーグに所属する強豪、東芝府中ラグビー部（現在の東芝ブレイブルーパス東京）に入団した。東芝は当時からトップリーグを代表する強豪チームであり、櫻井氏はその一員として厳しい競争の中でプロップのレギュラー争いに加わり、チームの勝利に貢献した。スクラムの要として、またフィールドプレーでもそのフィジカルを活かし、チームを支える重要な役割を担った。

引退

トップリーグの舞台で約11年にわたりプロップとして奮闘した櫻井寿貴氏は、2013年に現役を引退することを発表し、ラグビー選手としてのキャリアに終止符を打った。

櫻井氏のキャリアは、高校、大学、そしてトップリーグという日本のラグビー育成・強化の主要なステップを着実に辿ったものであり、プロップという専門性の高いポジションで長きにわたり活躍したことは特筆される。群馬県出身のラグビー選手として、また東芝ブレイブルーパスを支えた一人として、彼の名は日本のラグビー史に刻まれている。

関連事項

群馬県出身の人物一覧
東京農業大学第二高等学校
関東学院大学ラグビー部
東芝ブレイブルーパス東京

外部リンク

* ジャパンラグビートップリーグ 選手情報

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