次なる戦いへ

『ゲーム・オブ・スローンズ』第三章最終話：次なる戦いへ

あらすじ

『次なる戦いへ』は、HBOの大人気ファンタジー・ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の第三章『戦乱の嵐-前篇-』の最終話であり、物語は大きく動き出す。

キングズランディング

ティリオンとサンサの結婚生活は依然として冷え切っているが、二人は互いの境遇を憐れみ、わずかに歩み寄る兆しを見せる。しかし、ティリオンは小評議会でロブとキャトリンの死を知らされ、ジョフリーはロブの首をサンサへの贈り物として持ち込むよう命じる。ティリオンは怒り、ジョフリーと対立。タイウィンはティリオンに、ルース・ボルトンを北部総督に任命したことを告げ、ティリオンにサンサとの子作りを急かす。一方、ヴァリスはシェイに巨額の財産を与え、キングズランディングから去るように促すが、シェイは拒否する。サーセイはティリオンを訪れ、サンサが妊娠すれば幸せになれると語る。ジェイミーはキングズランディングに帰還し、サーセイとの再会を果たす。

双子城

〈釁られた婚儀〉の翌朝、スターク家の旗主たちはフレイ家に対して無益な戦いを挑む。ハウンドとアリアは、ロブの斬首された遺体とダイアウルフのグレイウィンドの首が飾られるのを目撃し、戦慄する。アリアはロブの遺体を冒涜した兵士を襲撃し、復讐を遂げる。ウォルダー・フレイとルース・ボルトンは、リヴァーランの領主と北部総督に就任。ボルトンは、ウィンターフェル奪還のために息子のラムジーを派遣したことを告げる。また、シオンが裏切りにより、生きたまま皮を剥がされたという事実が明らかになる。

北部

放棄された夜の砦に到着したブランたちは、鼠のコックの物語を聞く。その後、サムウェルが合流し、ブラン一行を壁の北へ連れていくことを約束。サムはブランに、ホワイト・ウォーカーを倒せるドラゴングラスを渡す。サムとジリは黒の城に到着し、メイスター・エイモンに壁の向こうで起きた出来事を報告。エイモンは、七王国中にホワイト・ウォーカーの到来を知らせるべく、鴉を放つ。ジョンは壁に戻る途中でイグリットに射られるが、なんとか黒の城に辿り着く。

ドレッドフォート城では、ラムジーがシオンを拷問し、リークという新しい名を与える。

鉄諸島

ベイロンはラムジーからの脅迫状とシオンの切断された陰茎を受け取る。ヤーラはシオンを救出するため、ドレッドフォート城へ向かうことを決意する。

ドラゴンストーン

ダヴォスはジェンドリーを逃がす。スタニスはメリサンドルの儀式によりロブ・スタークが死んだと告げられ、ジェンドリーを生贄に捧げようとするが、ダヴォスがジェンドリーを逃がしたことを知る。ダヴォスはスタニスに、壁からの手紙を見せ、メリサンドルは炎の中で北で起こる戦いを視る。メリサンドルはスタニスこそが北を救える唯一の人物だと語り、ダヴォスは処刑を免れる。

狭い海の向こう側

デナーリスはユンカイの奴隷を解放し、奴隷たちはデナーリスを「母」と呼ぶ。デナーリスはドラゴンを解き放ち、解放された奴隷たちに担ぎ上げられる。

製作

このエピソードは、原作『剣嵐の大地』の複数の章を基に、デイヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスが脚本を執筆。デヴィッド・ナッターが監督を務めた。

評判

初回放送では540万人が視聴し、前年の最終回と比べて視聴率が28%上昇。同夜の再放送を含めると、計630万人が視聴した。また、2013年度プライムタイム・エミー賞撮影賞シングルカメラ・シリーズ部門にノミネートされた。

まとめ

『次なる戦いへ』は、数々の衝撃的な出来事が起こり、今後の展開に大きな影響を与える重要なエピソードである。各キャラクターたちの運命が大きく変化し、視聴者を次の章への期待感で満たす結末となっている。

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