次郎笈

次郎笈について

次郎笈（じろうぎゅう）は、四国の山地の東部に位置し、剣山地に属する素晴らしい山です。その名称は兄弟峰である太郎笈と対立する形から名付けられました。四国百名山の一つとして、多くの登山者に親しまれています。また、この地域は剣山国定公園としても保護されており、自然の美しさが堪能できます。

概要

この山は徳島県に位置する第二の高峰であり、四国全体においても高く評価されています。次郎笈は、石鎚山地にある二ノ森（1,929m）をわずかに上回っており、四国では3位にランクしています。さらに西日本全体を見渡しても、次郎笈は宮之浦岳に次ぎ、4位としてその存在感を示しています。

山の周囲は一様にシコクザサに覆われており、シコクシラベの木々も見受けられるため、自然を満喫するには最適なスポットと言えるでしょう。この地域は那賀川が源流を持ち、特に南側の旧木頭村に下ると高の瀬峡が見られ、雄大な風景が広がります。

頂上には四等三角点があり、次郎笈の標高は1930.01mとされています。また、南側には剣山スーパー林道が通り、アクセスも良好です。視界が開けた山頂からは、東側に剣山と一ノ森、北側には讃岐山脈、西側には三嶺を見渡すことができるため、登山者にとっては絶好の観望地といえます。

登山ルート

次郎笈への登山にはいくつかのルートがありますが、最も便利なのは見ノ越から剣山を経て、次郎笈峠へと進むコースです。このルートでは、大剣神社を経由し、剣山の北斜面をトラバースすることができます。このアクセスのしやすさから、多くの登山者に利用されています。

また、三嶺側から縦走するコースも設定されており、こちらはより冒険的な体験を求める方にお勧めのルートです。どちらのルートを選んでも、次郎笈の壮大な自然を楽しみながらの素晴らしい登山体験が待っています。

次郎笈はその美しい景観だけでなく、多様な登山ルートや自然観察の場としても魅力的な山です。ぜひ、次のアウトドアの計画にこの山を加えてみてはいかがでしょうか。自然の奥深さに触れながら、爽快な登山を楽しめること間違いありません。

もう一度検索