欧勝海成矢

欧勝海成矢のプロフィールと相撲キャリア

基本情報

欧勝海成矢（おうしょううみ せいや）は、2001年5月12日に石川県河北郡津幡町で生まれた現役の大相撲力士で、鳴戸部屋に所属。彼の本名は深沢 成矢（ふかさわ せいや）で、身長は184cm、体重は149kg、血液型はA型である。2024年3月場所時点での最高位は東十両11枚目と、その成長が期待されている。

来歴

入門前の経歴

欧勝海は3人兄弟の次男として育ち、実家は上矢田温泉の「やたの湯」を営んでいる。兄の影響で相撲を始め、小学校1年生からは津幡町少年相撲教室に通うようになる。彼は小学校6年生の時にわんぱく相撲のベスト16に入ったり、津幡南中学校では全国中学生相撲選手権大会で団体優勝を果たすなど、早くから実績を積んできた。

中学校卒業後は、新潟県立海洋高等学校に進学し、相撲を続ける。高校3年次には選抜高校相撲十和田大会で団体準優勝に輝く。この時期、大相撲の元大関・琴欧洲が率いる鳴戸部屋からの誘いを受け、卒業後は大学進学を選択することなく、鳴戸部屋に入門することを決意する。

初土俵からの成長

2020年3月場所において初土俵を踏んだ欧勝海は、同年11月場所での序二段優勝を達成。力士としての成長が早く、三段目も1場所で通過するなど順調に昇進を果たした。しかし、2021年5月場所では左足首を傷めるアクシデントに見舞われ、途中休場となった。6月から改名し「欧勝海」となった彼は、その後の場所で2連続勝ち越しを達成。しかし、同年11月場所では左肩の靭帯を部分断裂し、再び休場を余儀なくされる。

2022年には手術を受け、7月場所で復帰。最初の相撲から4連勝し、再び勝ち越しを果たすも、新型コロナウイルスの影響で5番相撲から休場してしまう。その後、9月場所で東三段目78枚目として出場し、見事に全勝優勝を成し遂げる。再び幕下に戻った11月場所以降も勝ち越しを続け、2023年11月場所では西幕下2枚目として4勝3敗の成績を残し、新十両昇進が決定した。

十両昇進後の活躍

新十両昇進会見では、初土俵からの3年半は「長いようで短かった」と振り返る彼は、「まだまだ負けている」と意気込みを語った。2024年1月場所には、14日目に関取として初めての勝ち越しを達成し、その成績を地元に元気を与えるものと位置付けていた。しかし、自己最高位の東十両11枚目で迎えた場所では、課題も多く、6勝9敗という結果で幕を閉じる。

その後、5月場所では連敗が続くも、途中から盛り返しを見せ、自己の課題を克服するよう努力を続けている。次の7月場所では3勝2敗から再び十両戦に連勝し、再度の十両昇進が決定した。彼の成績は通算で110勝61敗28休（26場所）と、今後の昇進が期待される成績を残している。

結論

欧勝海成矢は、若干22歳にして注目の力士となる道を歩んでいる。彼の成長と活躍は多くの人々に期待を寄せられており、今後の相撲界における彼の動向に注視が集まる。

もう一度検索