止止呂支比売命神社

止止呂支比売命神社

止止呂支比売命神社（とどろきひめみことじんじゃ）は、大阪府大阪市住吉区沢之町に鎮座する神社です。南海高野線沢ノ町駅から徒歩約1分というアクセスの良い場所に位置しています。

祭神

主祭神は以下の通りです。

素戔嗚尊（すさのおのみこと）
稲田姫尊（いなだひめのみこと）

歴史

創建年代は不明ですが、古くからこの地に鎮座していたと考えられています。社名の由来には諸説あり、境内にあった橋の名前、稲田姫を『止止呂支比売』と呼んだこと、境内に流れる小川のせせらぎ、または「轟く」という言葉が転訛したなどが挙げられています。

延喜式神名帳には小社として記載されており、格式の高い神社であったことが伺えます。

元々は住吉大社の摂社（奥の院）であったと伝えられています。1220年（承久2年）には、後鳥羽天皇の熊野詣の際に、住吉大社の神主である津守経国によって境内の松林内に行宮が設けられ、「若松御所」と呼ばれました。これにちなんで、若松宮、あるいは若松神社とも称されるようになりました。

境内

境内には、歴史を感じさせる様々な史跡や社殿があります。

若松行宮趾の碑：後鳥羽天皇の行宮があった場所を示す石碑。
天水分豊浦命社社号標石：大阪市指定文化財に指定されている標石。

境内社

天水分豊浦命神社
祭神：三宝荒神（天水分命、奥津彦命、奥津姫命）、大国主命、事代主命
式内社であり、元々は現在の大阪市住之江区安立2丁目に鎮座していましたが、1907年（明治40年）に合祀されました。霰松原荒神社とも呼ばれていました。

祭礼

年間を通して様々な祭礼が執り行われます。

春祭（鎮火祭）：4月8日
夏祭：7月11日、12日
秋祭：10月7日、8日
冬祭（鎮火祭）：12月8日

現地情報

所在地：大阪府大阪市住吉区沢之町1-10-4

交通アクセス：南海高野線沢ノ町駅下車後、徒歩約1分

外部リンク

止止呂支比売命神社（公式サイト）

まとめ

止止呂支比売命神社は、歴史と自然が調和した、静かで落ち着いた雰囲気の神社です。地域の人々にとって心の拠り所であり、訪れる人々に安らぎを与えてくれます。最寄りの駅から徒歩すぐという便利な立地も魅力の一つです。ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。

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