正親町三条公則

正親町三条公則（おおぎまちさんじょう きんのり）は、江戸時代中期に活躍した公卿です。参議を務めた正親町三条実同の子として生まれ、その血筋を受け継ぎました。彼は大正天皇の高祖父にあたり、日本の近代史にも間接的な影響を与えた人物と言えるでしょう。

経歴

安永5年（1776年）に叙爵し、公卿としての道を歩み始めました。その後、着実に昇進を重ね、侍従、左近衛権少将、美作権守、左近衛権中将といった要職を歴任しました。寛政8年（1796年）には参議に任じられ、ついに公卿の列に加わります。寛政11年（1799年）には権中納言にまで昇りつめましたが、翌寛政12年（1800年）に27歳という若さでこの世を去りました。

系譜

父は参議を務めた正親町三条実同、母については詳しい記録は残っていません。正室は勧修寺経逸の娘である真を迎えています。公則は、正親町三条実義という男子をもうけました。また、娘の則子は柳原隆光の室となっています。これらの婚姻関係からも、彼が当時の社会において重要な地位を占めていたことがうかがえます。

正親町三条公則は、若くして亡くなったものの、公卿として着実にキャリアを積み重ね、家格の維持に貢献しました。彼の子孫は大正天皇につながり、日本の近代史に深く関わることになります。彼の краткая биографияは、激動の時代を生きた公卿の姿を今に伝えていると言えるでしょう。

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