正親町三条実義

正親町三条実義（おおぎまちさんじょう さねよし）は、江戸時代後期に活躍した公卿です。権中納言・正親町三条公則の子として生まれ、正親町三条家26代当主となりました。

経歴

寛政11年（1799年）に叙爵を受け、以降、順調に昇進を重ねました。侍従、右近衛少将、左近衛権中将、参議といった要職を歴任し、文政元年（1818年）には従三位に叙せられ、公卿としての地位を確立しました。同年には、踏歌節会外弁という重要な役目も務めています。

しかし、その前途は長くはありませんでした。文政3年（1821年）、実義はわずか23歳という若さでこの世を去りました。短くも密度の濃い生涯でした。

系譜

父：正親町三条公則
母：真 - 勧修寺経逸娘
妻：松姫 - 松平光年娘

実義には二人の男子がいました。

男子：正親町三条公厚
* 男子：正親町三条実愛

正親町三条実義は、若くしてその才能を開花させ、公卿として将来を嘱望されましたが、志半ばで短い生涯を終えました。彼の存在は、その後の正親町三条家に大きな影響を与えたことでしょう。

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