武内慎

武内 慎（たけうち しん）

武内 慎は、2000年8月7日に大阪府大阪市阿倍野区に生まれた日本のラグビーユニオン選手です。現在は、国内最高峰リーグであるジャパンラグビーリーグワンに所属する浦安D-Rocksでプレーしています。身長191cm、体重110kgという恵まれた体格を持ち、主にフォワード第三列のフランカー（FL）や、より内側のロック（LO）といったポジションを担います。

選手経歴

武内選手がラグビーという競技と出会ったのは、中学校に進学してからでした。この頃から本格的に楕円球を追い始め、その才能を開花させていきます。

高校は島根県の石見智翠館高校に進学。全国的にも強豪として知られる同校で頭角を現し、高校在学時には、その実力が認められて高校日本代表にも名を連ねる活躍を見せました。卒業後、2019年にはラグビーの強豪校である明治大学へ進学し、大学ラグビーの舞台でさらに技術と経験を磨きました。

また、世代別の日本代表としても活躍しており、将来を嘱望されるU20日本代表にも選出されています。

プロキャリア

大学での学びと並行して、武内選手はプロの道を歩み始めます。大学4年次にあたる2023年1月には、アーリーエントリー制度を利用して、ジャパンラグビーリーグワン ディビジョン1（当時）に所属する浦安D-Rocksへの加入が決定しました。この早期のプロ入りは、彼のポテンシャルの高さを物語っています。

そして、浦安D-Rocksの一員として迎えた2023-24シーズンの開幕戦、2023年12月9日に行われたNECグリーンロケッツ東葛との一戦で、先発メンバーとして出場。これが武内選手にとってのリーグワン公式戦デビューとなりました。プロの舞台で堂々としたプレーを見せ、チームの勝利に貢献しました。

海外での挑戦

さらなる選手としての成長を目指し、武内選手は海外での経験を積むことを選択します。2024年6月からは、オーストラリアのGPSラグビークラブへ留学しており、異国の地で新たなラグビースタイルや文化に触れながら、自身のスキルアップに励んでいます。

中学からラグビーを始め、高校、大学、そしてプロの舞台へと着実にステップアップしてきた武内慎選手。各年代の日本代表にも選ばれるなど、その才能は早くから注目されてきました。リーグワンでの経験を積み、現在は海外での挑戦を通じて更なる高みを目指しています。今後の日本ラグビー界を牽引していく選手として、その動向が注目されます。

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