武田久美子 パイオニア・サウンド・ハイスクール

武田久美子 パイオニア・サウンド・ハイスクール

『武田久美子 パイオニア・サウンド・ハイスクール』は、1983年5月2日から1984年3月30日まで放送されたニッポン放送のラジオ番組であり、パイオニア社がスポンサーとなっていました。パーソナリティはメインの武田久美子を中心に、酒井妙さんや東大生に選ばれたアイドルコンテスト優勝者の遠藤美和さんが出演していました。

この番組は、パイオニアの一社提供枠として以前の『塚たん・芳恵のランナウェイ!サウンドレポート』のスタイルを引き継ぎ、カセットテープを用いたリスナーからの投稿を主軸としていました。放送にあたり、ニッポン放送の平日夜の番組枠の再 編が行われ、パイオニア提供の放送時間は23:17から24:30へと変更されました。また、武田久美子にとっては、ニッポン放送での『武田久美子・水島裕の愛して!ウィウィ』に次ぐレギュラー番組となりました。

リスナーが送るカセットテープの内容は多岐にわたり、ミニドラマやコント、面白レポート、さらに「声のラブレター」といった企画もありました。特に注目されたのが『カセットレターコンテスト』で、優秀作品は本番組内で紹介され、紹介された応募者にはオリジナルのTシャツがプレゼントされました。さらに、全国大会も実施され、1983年8月28日に日本都市センターホールで行われた大会では、グランプリ受賞者にパイオニア製のコンポやカセットデッキが贈られました。

また、番組内には『久美子のサウンド星占い』というコーナーもあり、ここでは音楽やサウンドを用いてリスナーの運勢を占うという内容が人気を博しました。このコーナーでは、時には楽しい音楽から不気味な音楽まで幅広いジャンルが取り上げられ、リスナーに新しい体験を提供しました。

放送はニッポン放送での月曜日から木曜日を主にし、他のネット局でも金曜日を除いて放送されました。金曜日はニッポン放送のみ放送されず、他の各ネット局への裏送りでの配信となっていました。各ネット局は、STVラジオ、東北放送、東海ラジオ放送、ラジオ大阪、中国放送、九州朝日放送などが声をかけられ、さまざまな時間帯で放送されていました。

このように、『武田久美子 パイオニア・サウンド・ハイスクール』はラジオ番組として多くのリスナーに親しまれた存在であり、武田久美子自身の魅力とともに、参加型のスタイルを通じてリスナーとの距離を縮めていく貴重な番組でした。

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