武田淳子

武田淳子：柔道家、そして指導者として

武田淳子は、1975年4月28日に神奈川県横須賀市で生まれました。彼女は日本の柔道家であり、現役時代は52kg級と57kg級で活躍しました。現在は、三浦学苑高校女子柔道部の監督を務めています。

柔道との出会いと初期の活躍

武田が柔道を始めたのは小学校2年生の時で、父親の勧めで道場に通い始めました。大津中学から日大藤沢高校に進学すると、才能が開花し、1年生の時に全国高校選手権52kg級で優勝を果たしました。2年生の時には、インターハイ女子団体戦で3位入賞を飾りました。さらに、全日本女子柔道強化選手選考会で3位に入賞し、福岡国際に出場する機会を得ましたが、3回戦で敗退しました。

大学進学後の挑戦

1994年、武田は埼玉大学に進学しました。その年の体重別選手権で初優勝を飾り、注目を集めました。しかし、10月に開催された広島アジア大会では、決勝で韓国の玄淑姫に合技で敗れ、2位に終わりました。12月の福岡国際では、決勝で世界チャンピオンであるキューバのレグナ・ベルデシアに崩袈裟固で敗れ、再び2位となりました。

1995年5月の体重別選手権では、決勝でミキハウスの藪下めぐみに指導で敗れ、世界選手権代表の座を逃しました。しかし、6月の学生体重別選手権では初優勝を飾りました。8月には福岡で開催されたユニバーシアードに出場し、3位に入賞しました。12月のアジア柔道選手権では3位となり、藪下が世界選手権で初戦敗退したために得られなかったアトランタオリンピックの出場権を獲得しました。

しかし、1996年の体重別選手権では5位に終わり、アトランタオリンピック代表には選ばれませんでした。

階級変更と新たな挑戦

1997年、武田は階級を56kg級に上げました。1998年にコマツ所属となると、全国女子柔道体重別選手権大会57kg級で優勝を果たしました。1999年には体重別選手権でも優勝し、世界選手権代表に選ばれました。しかし、世界選手権では初戦でブラジルの選手に敗れました。2000年の体重別選手権では、準決勝で福岡県警の日下部基栄に大外刈で敗れ、シドニーオリンピック代表の座を逃しました。

指導者としての道

現役引退後、武田は三浦学苑高校の女子柔道部監督に就任しました。彼女は、「相手に合わせることなく力でねじふせて一本を取り切る攻撃柔道」を指導し、無名選手から全日本ジュニアチャンピオンを輩出するなど、多くの選手を育成しています。山崎珠美もその一人です。

主な戦績

52kg級
1992年 - 全国高校選手権 優勝
1994年 - 体重別 優勝
1994年 - 広島アジア大会 2位
1995年 - 学生体重別 優勝
1995年 - アジア柔道選手権 3位

57kg級
1998年 - 全国女子柔道体重別選手権大会 優勝
1999年 - 体重別 優勝

DVD

一本を取り切るための八箇条 ～三浦学苑 徹底した攻撃柔道を養う～（ジャパンライム）

外部リンク

武田淳子 - JudoInside.com のプロフィール（英語）
三浦学苑高等学校 柔道部

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