武石ともしび博物館

武石ともしび博物館について

武石ともしび博物館は、長野県上田市に位置する、灯火具をテーマにした珍しい博物館です。この博物館は、単なる展示施設ではなく、灯火具を通して、人々の生活、文化、歴史を深く理解できる場所として、多くの来訪者に親しまれています。

博物館の構成

博物館は、展示館、伝承館、茶室「煌庵」、体験館といった複数の建物で構成されています。各建物はそれぞれ異なるテーマを持ち、来館者に多様な体験を提供しています。

展示館：
様々な灯火具と関連資料を展示。燃料や用途によって分類され、テーマごとの解説動画も用意されています。展示品は、日本の伝統的なものから海外のものまで、多岐にわたります。
伝承館：
昔の農家や商家を再現した建物内で、灯火具を展示。生活や祭事における火の役割を、18分間の動画で解説します。ここでは、昔の人々がどのように火と関わり、生活を営んでいたのかを具体的に感じることができます。
茶室「煌庵」：
灯火と茶道の関係に着目した茶室。茶会や茶道教室が開催され、日本の伝統文化に触れることができます。灯火がもたらす落ち着いた雰囲気の中で、お茶を嗜むことができる空間です。
体験館：
マイギリ式や火打石を使った火起こし、ろうそく作り、灯火具の組み立てなど、実際に体験できるプログラムを用意。子供から大人まで楽しむことができます。

収蔵品

博物館には、行灯、燭台、ランプなど、様々な灯火具とその関連資料が千数百点収蔵されています。これらの資料を通して、灯火具の歴史や文化的な背景を深く知ることができます。

歴史

武石ともしび博物館は、1989年（平成元年）11月3日に、旧武石村の村制施行100周年を記念して開館しました。その後、2006年（平成18年）3月6日に、武石村が丸子町、真田町とともに上田市に合併したため、現在は上田市教育委員会が博物館の運営を担当しています。

アクセス

公共交通機関：
JR・しなの鉄道・上田電鉄の上田駅から、千曲バスの「武石線」に乗り約60分、「下武石」バス停で下車後、徒歩10分です。

自家用車：
上信越[[自動車道]]の東部湯の丸インターチェンジから約18キロメートル、約30分です。普通車30台、大型バス5台が駐車できる駐車場と、休息所、公衆便所が併設されています。

その他の情報

博物館の近隣には、上田市立博物館、旧宣教師館、信濃国分寺資料館、山本鼎記念館、丸子郷土博物館など、他の文化施設も存在します。これらの施設と合わせて、上田市の歴史や文化に触れる旅を計画するのも良いでしょう。

関連情報

長野県公式観光ウェブサイト さわやか信州旅.net 武石ともしび博物館
上田市 武石ともしび博物館
* 武石観光協会

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