武雄警察署

武雄警察署

武雄警察署（たけおけいさつしょ）は、佐賀県警察が管轄する警察署の一つで、県央西部に位置する杵藤（きとう）地区を担当しています。地域住民の安全・安心な暮らしを守るため、日々の警察活動を行っています。

概要

武雄警察署の管轄区域は、佐賀県武雄市全域です。県内の警察署の中で、唯一一つの市だけを管轄する「1市1署体制」をとっている点が大きな特徴です。

現在の武雄市は、2006年（平成18年）3月1日に、旧武雄市、杵島郡山内町、北方町が合併して誕生しました。合併以前は、旧武雄市と山内町は武雄警察署が、北方町は大町警察署がそれぞれ管轄していました。しかし、合併後の2006年（平成18年）4月1日に大町警察署が白石警察署と統合されたのに伴い、旧北方町の区域も武雄警察署の管轄となりました。これにより、武雄警察署の管轄面積が拡大し、現在の武雄市全域をカバーする体制が確立されました。

管轄区域

武雄市

所在地

佐賀県武雄市武雄町大字武雄5846番地

沿革

武雄警察署の歴史は古く、明治時代にまで遡ります。組織改編や庁舎の移転・改築などを経て、現在の姿となりました。

1878年（明治11年）
1月18日 - 柄崎警察仮出張所が「柄崎警察署」に改称。支署が設置されました。
9月26日 - 組織統合により「佐賀警察署武雄分署」となりました。
1882年（明治15年）4月20日 - 佐賀警察署から独立し、「武雄警察署」として再発足しました。
1884年（明治17年）7月 - 武雄町に新しい庁舎が完成しました。
1886年（明治19年）3月25日 - 鹿島警察署が独立。
1923年（大正12年）11月20日 - 火災が発生し、庁舎の一部を焼失する被害を受けました。翌年4月には焼失部分が新築されています。
1948年（昭和23年）3月7日 - 戦後の警察制度改革により、杵島郡内の警察組織が自治体警察と国家地方警察に分離・再編されました。旧武雄署は国家地方警察の「西杵島地区警察署」となりました。
1951年（昭和26年）10月1日 - 自治体警察が廃止され、国家地方警察に再編。武雄警察署は「武雄地区警察署」となりました。
1954年（昭和29年）7月1日 - 警察法の改正により、現在の「佐賀県警察 武雄警察署」が発足しました。
1963年（昭和38年）5月 - 現在の所在地に新庁舎が完成し、移転しました。
2006年（平成18年）4月1日 - 市町村合併に伴い、旧北方町区域が大町警察署から武雄警察署へ管轄変更され、武雄市全域を管轄する体制となりました。

地域安全のための活動拠点

武雄警察署は、管轄する武雄市内において、地域住民との連携を図りながら防犯、交通安全、事件捜査など多岐にわたる警察活動を展開しています。その活動を支える地域拠点として、以下の交番と駐在所が設置されています。

交番
武雄温泉駅前交番
駐在所
朝日町：朝日駐在所
橘町：橘駐在所
若木町：若木駐在所
武内町：武内駐在所
川登地区：東川登駐在所、西川登駐在所
北方町：大崎駐在所、志久駐在所、橋下駐在所
* 山内町：三間坂駐在所、宮野駐在所

これらの拠点は、地域に密着した活動を通じて、住民の身近な相談窓口として、また、事件・事故発生時の初動対応拠点として重要な役割を果たしています。

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