殉愛 (1971年のテレビドラマ)

『殉愛』は、東海テレビが制作し、フジテレビ系列で1971年6月28日から10月8日にかけて放送された昼ドラマです。物語の舞台は、1941年の津軽海峡に面した港町。小料理屋「酒田屋」で働く堀川志乃は、雨の日に店の前で倒れていた青年、岡部修二を介抱します。修二は、軍隊から追われる身でありながら、その誠実な人柄で志乃の心を惹きつけます。志乃もまた、修二に惹かれていくのですが、二人の間には、軍隊という大きな壁が立ちはだかります。

愛する修二を匿ったことで、志乃も軍に追われる身となり、運命は二人を翻弄していきます。ドラマは、戦争という時代の波に飲み込まれながらも、純粋な愛を貫こうとする志乃の、儚くも美しい人生を描いています。愛と運命に翻弄される二人の姿を通して、戦争の悲惨さ、人間の脆さ、そして愛の強さを深く考えさせられる作品です。


主なキャスト

堀川志乃：工藤房子
岡部修二：山本豊三
富沢新吉：山本勝
新吉の母・佐代：楠田薫
「酒田屋」の女将・辰子：町田博子
神保：水島真哉
冴子：水原英子
葉子：水沢有美
甲田中佐：佐伯徹
ナレーター：宇野重吉


スタッフ

監督：吉田憲二、市毛克巳
脚本：柏倉敏之、岩間芳樹


参考資料

「毎日新聞」1971年6月28日
「福島民報」1971年6月14日夕刊、ほか


外部リンク

* 殉愛 - テレビドラマデータベース

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