民主進歩党 (マラウイ)

民主進歩党（DPP）

民主進歩党（Democratic Progressive Party、DPP）は、マラウイの政党です。

概要

2005年2月、当時の大統領ビング・ワ・ムタリカが統一民主戦線（UDF）を離党し、新たに設立しました。ムタリカ大統領は元々、統一民主戦線の中心人物として、1994年の選挙でバキリ・ムルジを大統領に押し上げる原動力となりました。しかし、ムルジ政権の経済政策を巡り党内で対立、1997年に離党し、統一党（United Party）を設立しました。1999年の大統領選挙ではムルジと争いましたが、落選しました。その後、統一党を解党して統一民主戦線に復帰し、2004年の大統領選挙で統一民主戦線の公認候補として当選しました。

ムタリカ大統領は、統一民主戦線に所属していた際、党内の不正問題への取り組みが不十分であると感じ、再び離党を決意しました。そして、新たに民主進歩党を結成し、反汚職などの政策を掲げました。

2008年10月、民主進歩党の国家統治評議会は、2009年5月の大統領選挙におけるムタリカの候補者選出を全会一致で決定しました。大統領選挙でムタリカは、投票者の約3分の2の票を獲得して再選を果たし、民主進歩党も国民議会（議席数194）で114議席を獲得し、単独過半数を占めました。しかし、2010年にはムタリカ大統領とジョイス・バンダ副大統領との対立が激化し、バンダは追放され、人民党を結成しました。

民主進歩党は結成以来、自由主義インターナショナルに加盟しており、リベラルな政策を推進しています。

関連項目

自由主義
自由民主主義
国民議会

外部リンク

公式ウェブサイト

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