民間全民電視公司について
民間全民電視公司(みんかんぜんみんでんしこうし)は、
台湾を代表する地上波テレビ局であり、略称は「民視」または「FTV」として広く知られています。英語表記は「Formosa Television Inc.」で、これは
台湾の別名「フォルモサ」に由来しています。
開局の背景と歴史
このテレビ局は、1997年
6月11日に開局し、
台湾では初めての民営テレビ局として歴史に名を刻みました。当時、国営テレビ局であった台視、中視、および華視は、それぞれ
台湾省政府や中国国民党、さらには
中華民国国軍が大株主であり、実質的に政府が運営していました。そのため、当初の民視は野党であった民主進歩党系のメディアとして、国民からの注目を集めました。
初期には
視聴率の獲得に苦しんでいましたが、徐々に人気の
ドラマなどが注目を集めるようになり、現在では
台湾の地上波テレビ局の中でもトップクラスの
視聴率を誇るようになりました。特に「公正・中立」というモットーを掲げており、ニュースの信頼性に関しては行政院新聞局から高く評価されています。
会社の基本情報
- - 商号: 民間全民電視股份有限公司
- - 本社所在地: 新北市林口区信義路99号
- - 高雄事務所: 高雄市三民区博愛一路366号24ビル
- - 設立: 1996年3月27日
- - 代表者:
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董事長: 郭倍宏
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総経理: 王明玉
また、民視は以下のような子会社も有しています:
- - 台員多媒體股份有限公司
- - 民視文化事業股份有限公司
- - 鳳凰藝能股份有限公司
チャンネルと主な番組
民視には主チャンネルである「民視無線台」、ニュース専門チャンネルの「民視新聞台」、
台湾専門チャンネルの「民視
台湾台」、交通情報を提供する「民視第一台」など、複数のチャンネルがあります。
主な番組には、旅行番組「GO GO JAPAN 來去日本」や、政治討論番組「頭家来開講」があり、特に後者は
2006年の生放送中に発生した暴力事件が話題になりました。また、人気の日本アニメも放送しており、初心者からコアなファンまで多様な視聴者を獲得しています。これには「金田一少年の事件簿」や「るろうに剣心」、「
ちびまる子ちゃん」といった作品も含まれます。
さらには、
台湾で制作された
ドラマ「夜市人生」において、特異なシーンがパロディとして話題を呼び、
ニコニコ動画での改造動画が流行しました。このようなエンターテインメント性も、民視の魅力の一部です。
姉妹局とその他の情報
民視は日本の
テレビ東京とも姉妹局として関係を持っています。また、関連項目として
台湾のテレビ局や、創立者である蔡同栄、さらには民視が訪問した時に名前が同じだった
福島テレビ(FTV)などがあげられます。
公式ウェブサイトやYouTubeチャンネルも運営されており、視聴者は様々なコンテンツを楽しむことができます。民間全民電視公司は、
台湾のメディア landscape において欠かせない存在として、これからも成長を続けていくことでしょう。