水俣港

水俣港について

水俣港は、熊本県水俣市に位置する地方港湾です。水俣湾に面しており、熊本県によって管理されています。2000年には、特定地域振興重要港湾に指定され、地域の経済発展に重要な役割を担っています。

概要

水俣港は、水俣湾に面した港湾です。2015年度の発着数は2,359隻で、総トン数は455,318トンに達しました。そのうち、外国商船は42隻、総トン数は360,947トンでした。また、利用客数は11,177人で、乗船客が6,327人、上陸客が4,850人でした。

航路

現在、水俣港から運航している航路は以下の通りです。

（有）獅子島汽船（旅客船ししじま）: 獅子島幣串（鹿児島県出水郡長島町）

かつては、以下の航路も存在しましたが、現在は廃止されています。

三和商船（株）（カーフェリー第８愛媛）: 御所浦 - 本渡（1995年12月1日廃止）
江崎汽船（株）（サン・ロイヤル）: - 牛深港（2002年11月1日廃止）
（有）水俣高速船（旅客船うみたか）: 上平 - 幣串 - 牛深港（2006年9月1日廃止）
南国海運（株）（カーフェリー第三かまがり）: 御所浦 - 本渡（2007年5月7日廃止）

これらの廃止された航路は、水俣港の歴史を物語るものであり、当時の人々の移動手段として重要な役割を担っていました。

バス路線

水俣港周辺には、産交バスが運行しています。主なバス路線は以下の通りです。

つなぎ温泉前（水俣駅・水俣市役所・新水俣駅・津奈木町役場経由）：毎日3本運行

かつては、つなぎ温泉から先の赤崎、平国までのバス路線も存在しましたが、2015年9月30日をもって廃止されました。

水俣港の歴史と役割

水俣港は、地域の物流や人々の移動を支える重要な拠点として発展してきました。かつては多くの航路が利用され、地域間の交流や経済活動に貢献していましたが、時代の変化とともに航路の廃止も進みました。現在では、獅子島への航路が残るのみですが、地域住民の生活を支える重要な役割を果たしています。

今後の展望

水俣港は、今後も地域の発展に貢献していくことが期待されます。物流の拠点としての役割はもちろんのこと、観光客の誘致や地域活性化にも貢献できるよう、様々な取り組みが進められるでしょう。

参考資料

『港湾統計（年報）』国土交通省, 2016年。\(https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&toukei=00600280&kikan=00600\)
水俣港（みなまたこう） - 熊本県庁
水俣港 - 国土交通省

関連項目

日本の港湾一覧#熊本県
* 八代海

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