氷川警察署

氷川警察署の概要

氷川警察署（ひかわけいさつしょ）は、熊本県で一時期運用されていた警察署であり、2005年に設立されました。当初は宮原警察署の名称を変更して新設されたものでしたが、その後の運営や構成に課題が生じたため、2017年に八代警察署と統合されることとなりました。この結果、氷川警察署としての業務は2017年3月31日をもって終了し、新たに氷川機動センターとしての形態に移行しました。

設立と統合の経緯

氷川警察署は2005年に新たに設置されましたが、設立当初から小規模のため、緊急時の対応や捜査において整合性を欠くケースが目立ちました。特に、警察署の機能を充実させるために求められた支持体制や他の警察署との連携が不十分であったため、運営効率に懸念が寄せられていました。

こうした背景の中、2013年12月には「熊本県警察署再編計画」が策定され、その流れで2017年に八代警察署と統合されることが決定されました。これにより、氷川警察署はその機能を完全に八代警察署に移管し、氷川機動センターとして再編されました。

氷川機動センターの新しい役割

統合後、氷川警察署は氷川機動センターと改称され、幹部交番機能に加え、機動捜査隊や交通機動隊の拠点として利用されることとなりました。新たな震災や緊急事態に対する対応力を高めるため、施設の拡張と機能の充実が進められることが求められていました。

新庁舎の建立

その後、建物の老朽化が進んだため、2017年10月1日に国道3号沿いの新しい庁舎へと移転が行われ、運用が開始されました。この新庁舎の設立により、警察の業務や機能はより効率的に運営されることが期待されています。

所管区域とアクセス

氷川警察署が運用されていた2017年3月31日までの所管区域は、八代市北部の鏡町、東陽町、泉町、さらに八代郡氷川町を含んでいました。具体的な所在地は熊本県八代郡氷川町早尾150-2であり、アクセスとしては国道3号沿いに位置し、産交バス松橋線の早尾バス停から徒歩約5分、また鹿児島本線の有佐駅からタクシーで10分、徒歩での移動の場合は30分かかる距離となっています。

交番・駐在所

氷川警察署には、設立された当初からいくつかの交番や駐在所が設置されていましたが、2017年3月31日までの運営範囲では、鏡交番、大野駐在所、鹿島駐在所、東陽駐在所、河浦駐在所が存在しており、地域住民の治安維持に貢献していました。これらの駐在所は各地域において、安全な生活を営むための重要な拠点となっていました。

今後も氷川機動センターとして地域を支え続ける役割が期待されています。

もう一度検索