永達杯王中王戦

永達杯王中王戦 (えいたつはいおうちゅうおうせん)

永達杯王中王戦は、2002年から2004年まで2期にわたって中国で開催された囲碁の棋戦です。中国囲棋協会と永達投資（集団）有限公司が主催し、当時の中国囲碁界を代表するトップ棋士たちが覇を競いました。

大会概要

主催: 中国囲棋協会、永達投資（集団）有限公司
優勝賞金: 第1期 6万元、第2期 10万元
出場棋士:
第1期: 常昊、孔傑、劉菁、周鶴洋、王磊、黄奕中、兪斌、馬暁春の8名
第2期: タイトル保持者とランキング上位16名
対局方式: トーナメント戦、決勝は三番勝負
持ち時間: 1手30秒、各10分の考慮時間

歴代優勝者

年	優勝者	決勝戦結果	準優勝者
:--	:-	:---	:-
2002年	常昊	2-1	兪斌
2004年	胡耀宇	2-0	邵煒剛

大会の特徴

永達杯王中王戦は、当時の中国囲碁界を代表するトップ棋士たちが集う、ハイレベルな棋戦でした。優勝賞金も高額であり、棋士たちのモチベーションを高める要因となりました。短い持ち時間設定も特徴で、スピーディーな展開と高度な読みが要求される対局が繰り広げられました。

第1期では、常昊が決勝で兪斌を破り優勝。第2期では、胡耀宇が邵煒剛を破り優勝を果たしました。この棋戦は2期のみで終了しましたが、当時の中国囲碁界におけるトップ棋士たちの実力を示す舞台として、その名を刻んでいます。

参考文献

『2010囲棋年鑑』中国囲棋協会

外部リンク

* 围棋吧「永达杯王中王战」

もう一度検索