江の浦駅

江の浦駅について

江の浦駅（えのうらえき）は、福岡県みやま市に所在する西日本鉄道（西鉄）天神大牟田線の駅です。駅番号はT43で、地域の交通の要として重要な役割を果たしています。

歴史

江の浦駅の開業は1938年（昭和13年）10月1日とされ、その長い歴史の中で幾度かの改修や運営システムの変更が行われてきました。1976年（昭和51年）には駅舎の改築が実施され、利用者にとってより快適な環境が提供されました。さらに2008年（平成20年）にはICカード「nimoca」の供用が開始され、利便性が向上しました。

2014年（平成26年）には、駅窓口の営業時間が改定され、以前は終日駅員が常駐していたものの、以降は短縮されました。2017年（平成29年）には駅ナンバリングが導入され、より分かりやすい表示が実現しました。そして、2021年（令和3年）4月1日には駅の集中管理システムの導入に伴い、江の浦駅は終日無人化され、運営の効率化が図られました。

駅構造

江の浦駅は、島式ホーム1面2線を持つ地上の駅であり、その東側には保守用の側線が1線あります。駅舎の入口には自動販売機のコーナーがあり、軽食や飲み物を購入することができます。ホームの有効長は6両分あり、多くの列車に対応できる設計となっています。

利用状況

2022年度のデータによると、江の浦駅の1日平均乗降人員は275人となっています。地域住民や通勤客に利用されており、平日でも一定の需要があります。

駅周辺

江の浦駅周辺には、いくつかの重要な施設があります。まず、みやま市立江浦小学校が近くに位置し、子供たちの通学路にもなっています。また、国道208号や江浦郵便局、有明海沿岸道路高田インターチェンジも付近にあり、アクセスも良好です。地域の交通網としては、みやま市コミュニティバス「西鉄江の浦駅」が運行されており、黒崎開北、西鉄開駅、市役所高田支所、ヨコクラ病院前、JR渡瀬駅などの方面へ向かう便があります。

隣の駅

江の浦駅は、西日本鉄道の天神大牟田線に位置し、隣接する駅は西鉄中島駅（T42）と開駅（T44）です。特急や急行列車は江の浦駅を通過しますが、普通列車は停車します。

江の浦駅は、その歴史と地域との結びつきを大切にしながら、今後も利用者に寄り添った運営が期待されています。

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