江戸川蘭子

江戸川蘭子（えどがわ らんこ）

江戸川蘭子は、1913年（大正2年）11月13日に生まれ、1990年（平成2年）11月5日に亡くなった、昭和期の歌手、そして女優です。本名は「大宮まつ」と言います。

経歴

東京市出身の江戸川蘭子は、1930年（昭和5年）に日劇音楽舞踊学校を卒業しました。その後、多摩川京王閣を経て、1932年（昭和7年）10月に松竹歌劇団（SKD）に入団し、その才能を開花させます。松竹歌劇団では、「ロザリア姫」などの歌劇で人気を博し、多くのファンを魅了しました。

1936年（昭和11年）には松竹歌劇団を退団し、新たな道へと進みます。

歌手としてのキャリアは、1933年（昭和8年）にコロムビアからデビューしたことで本格的にスタートしました。タンゴを中心に歌い、「タンゴ・ローザ」や「ラ・クンパルシータ」など、数々の名曲を吹き込みました。彼女の歌声は多くの人々に愛され、タンゴ歌手としての地位を確立しました。

時代が戦争へと向かうにつれて、戦時歌謡を歌うことも多くなりました。また、「たそがれの湖」や「ロッパのガラマサどん」、「船出は楽し」など、東宝映画にも出演し、女優としても活躍しました。

1990年（平成2年）に77歳で生涯を閉じましたが、彼女の歌と演技は、今もなお多くの人々の記憶に残っています。

彼女の歌は、昭和の時代を彩る音楽の一つとして、日本の音楽史にその名を刻んでいます。

外部リンク

* 江戸川蘭子 - 日本映画データベース

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