江津町 (江津市)

江津町の概要

江津町（ごうつちょう）は、島根県江津市にある地域で、2010年10月1日の時点での人口は約2,151人です。郵便番号は695-0011で、江津郵便局の管轄に属しています。

地理

江津町は江津市の北部沿岸に位置し、周囲に金田町、島の星町、嘉久志町と接しています。江の川を挟んで渡津町とも隣接しており、北には日本海が広がっています。この地は江津市の中心市街地でもあり、江津市役所が設置されているため、行政の中心でもあります。

河川

江津町の重要な自然資源である江の川は、地域の歴史と生活に深く根付いています。この川は江津町の生活や文化に大きな影響を与えており、地元の人々にとって欠かせない存在です。

歴史

江津町は江戸時代には「江田（ごうた）」村と呼ばれ、また「郷田村」と表記されることもありました。この村の港は江の川の河口に位置し、「江津」と呼ばれていました。また村自身もしばしば江津村と称されていました。

「江田」という名称は、大正時代まで主な集落があった江津町本町地区が湿地を埋め立てた農地だったことに由来しています。1889年（明治22年）、江田村は隣接する金田村と合併し、那賀郡江津村となりました。その後、1912年に江津村は江津町に昇格し、1940年には周辺の渡津村や都濃村と統合され、郷田という大字が設けられました。1954年には江津市と周辺の町と合併し、江津市大字郷田となりましたが、1975年に江津市江津町と改名されました。戦後の引き揚げ者が開拓した地域の一部は分離され、現在、江津市島の星町として独立しています。

交通アクセス

江津町へのアクセスは、JR西日本の山陰本線の江津駅が主要な鉄道路線となっています。また、江津市渡津町とは江の川河口に架かる江川橋（国道9号）や新江川橋（江津バイパス）で連絡しています。道路網は国道9号、江津トンネル、江津バイパスなどが整備されています。

港湾

地元の経済活動に寄与する重要な施設として、江津港も存在しており、この港は江津市にとっての重要な物流拠点となっています。

主要施設

江津町には多くの公共機関や教育施設があります。江津市役所や島根県浜田県土整備事務所江津港管理所、江津市立中学校や小学校、幼稚園があり、地域住民の生活を支えています。さらに、済生会江津総合病院や済生会高砂病院などの医療機関もあり、市民の健康を保つための重要な役割を果たしています。また、文化施設として江津市図書館や総合市民センターも整備されています。

宗教関連施設

江津町には多くの寺院も存在します。普済寺、観音寺、円覚寺、本光寺、願成寺などがあり、地域の信仰の場として機能しています。さらに、山辺神宮も地元の重要な神社の一つです。

江津町は地域の歴史と文化を色濃く残しつつ、現代の生活基盤も持つ魅力的な場所です。

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