池田駅 (北海道)

池田駅 (根室本線)

池田駅は、北海道中川郡池田町にあるJR北海道根室本線の駅です。駅番号はK36。池田町は十勝地方に位置し、ワイン城やバナナ饅頭が有名です。かつては池北線（ふるさと銀河線）の分岐駅でもありました。

歴史

池田駅は1904年（明治37年）に、北海道官設鉄道の駅として開業しました。その後、網走線（後の池北線）が開業し、分岐駅としての役割も担うようになりました。最盛期には機関庫や運転支区が設置され、多くの職員が配置されていました。

1904年（明治37年）12月15日：北海道官設鉄道により設置
1910年（明治43年）9月22日：網走線（後の池北線）が開業
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、JR北海道の駅となる
1989年（平成元年）6月4日：池北線が北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線に転換
2006年（平成18年）4月21日：北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線が廃止
2010年（平成22年）4月20日：DREAMS COME TRUEの吉田美和さんのオルゴール音を改札音として使用開始
2025年（令和7年）3月15日：ダイヤ改正で下り特急「おおぞら7号」が通過予定

駅構造

池田駅は、単式ホームと島式ホームを組み合わせた2面3線の地上駅です。特急列車は主に1番線を使用し、普通列車もすべての線路を使用します。ホーム間の移動は跨線橋を利用します。

かつて存在したふるさと銀河線の4番線ホームの跡が残っています。

1番線：上り本線（札幌方面）
2番線：下り本線（釧路方面）
3番線：上下列車が使用

駅名の由来

駅名は、1896年（明治29年）に徳川慶喜の五男・池田仲博が「池田農場」を開設したことに由来します。当初、この地域はアイヌ語で「セイオㇿサㇺ」と呼ばれていましたが、鉄道開通後に駅周辺が発展し、1926年（大正15年）に町名が「池田」に変更されました。

利用状況

池田駅は、池田町の中心部に位置しており、公共施設へのアクセスに便利です。近年は利用者が減少傾向にありますが、地域住民の足として重要な役割を果たしています。

駅周辺

池田町役場
池田警察署
十勝池田郵便局
北洋銀行池田支店
JA十勝池田町池田支所
池田ワイン城
キャスルランドいけだ
池田小学校
フクハラ 池田店
十勝いけだ地域医療センター

駅弁

池田駅では、駅弁「牛のワイン漬ステーキ弁当」が販売されています。事前に予約することで、ホーム上での受け取りも可能です。また、バナナ饅頭も名物として知られています。

隣の駅

JR根室本線
利別駅 - 池田駅 - 十弗駅

まとめ

池田駅は、根室本線における重要な駅の一つであり、地域の歴史と文化を伝える役割も担っています。駅を訪れる際には、周辺の観光スポットや名物駅弁も楽しんでみてください。

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