池袋運転区

池袋運転区とは

池袋運転区は、かつて東京都豊島区に存在した東日本旅客[[鉄道]]（JR東日本）東京支社の運転士が所属する組織でした。2008年12月に池袋運輸区へ業務が移管され、その歴史に幕を閉じました。

池袋派出

池袋派出は、池袋駅北方の東武東上線北[[池袋駅]]付近に位置し、池袋駅を発着する列車の検修業務を担当していました。かつては池袋電車区という独立した組織であり、山手線や赤羽線で活躍した101系や103系などの電車が配置されていました。

特に103系については、山手線向けの初期量産車から、試作冷房車編成、新製冷房第一期車、ATC対応車、そして赤羽線向けのMMユニット最終グループまで、多種多様な車両が配置されていました。しかし、国鉄分割民営化を前に、山手線用車両は山手電車区へ移管され、その後は車両の配置は行われていません。

その後、池袋派出は池袋駅発着の電車の留置線として利用されるようになりました。山手線用E231系、埼京線用205系やE233系電車、「成田エクスプレス」用の253系などが留置され、仕業検査が実施されていました。ここから出区する山手線電車の運行番号には50番台が割り振られ、区別されていました（例：1751G）。

池袋電車区時代の配置車両の所属表記は「北イケ」（東京北鉄道管理局管内の池袋電車区の意）でした。池袋運輸区の設立に伴い、池袋派出の業務は東京総合車両センターに移管されましたが、電車区時代からある電留線は引き続き池袋運輸区が管轄し、同区の社員が検修や入換作業を担当しています。

駅構内に常駐していた派出検査は、2018年11月30日をもって廃止となり、組織は新宿派出所に移管されました。

歴史

池袋運転区と池袋派出は、その組織形態を何度か変化させています。

1985年9月30日: 埼京線開業に伴い、赤羽線で使用されていた車両が川越電車区へ転属しました。
1986年3月3日: 池袋電車区の検修部門が山手電車区に移管され、池袋運転区へと改称されました。
2008年12月14日: 池袋車掌区と統合し、新たに設立された池袋運輸区に運転士部門が移管され、池袋派出の業務は東京総合車両センターに移管されました。これにより、池袋運転区は廃止されました。

関連項目

日本の車両基地一覧

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