沖スロ

沖スロとは

沖スロとは、直径30mmのメダルを使用するパチスロ機のことを指します。主に沖縄県で多く設置されていることから、この名で呼ばれています。

沖スロの歴史

沖スロは、1号機時代から存在し、4号機の中盤頃までは沖縄県向けに設置されていました。その後も沖縄県を中心に設置され続けていますが、現在では全国的にも設置されています。特に東海3県（愛知県、岐阜県、三重県）では、沖縄県と並んで沖スロが多く設置されています。

かつてはオリンピアや瑞穂製作所などが沖縄県に拠点を持ち、アップライト型のパチスロを多くリリースしていました。その後、両社とも東京都に移転しましたが、2015年には宜野湾市に株式会社オズが設立され、20年以上ぶりに沖縄県に拠点を置くパチスロメーカーが登場しました。

沖スロの特徴

沖スロの大きな特徴は、以下の点が挙げられます。

メダルの直径: 一般的なスロットのメダル直径が25mmであるのに対し、沖スロは30mmです。正確には、本土向けが30.3mm、沖縄向けが30.8mmと、沖縄向けの方が少し大きくなっています。
ボーナス告知: 完全告知（先告知）を基本とする機種がほとんどです。パトライト点灯、ハイビスカスランプ点灯、LED点灯、リールライト消灯など、様々な告知方法でボーナス成立を知らせます。
筐体: かつてはアメリカのスロットマシンをモチーフとしたアップライト型が主流でしたが、4号機以降はパチンコと同サイズの筐体が登場しました。

ボーナス告知

沖スロは、ボーナスの告知方法は完全告知（先告知）を基本とする機種がほとんどです。ボーナス告知のタイプには、オリンピア系のパトライト点灯、パイオニア系のハイビスカスランプ点灯や、LED点灯、リールライト消灯or点灯などがあり、ボーナス成立がわかりやすいです。

筐体

3号機まではアメリカ合衆国のスロットマシンをモチーフとしたアップライト型のパチスロでしたが、4号機から本格的にパチンコと同サイズの本土のものとほぼ同じとなり、レバーも本土同様の小型サイズとなりました。

沖スロの種類

沖スロには、様々な種類があります。

ノーマル機: ボーナスのみで出玉を増やす機種。
AT機: AT（アシストタイム）と呼ばれる機能で出玉を増やす機種。

近年では、AT機が増加傾向にあり、25パイモデルとの同時リリースも多くなっています。

沖スロと沖縄

沖スロは、機種名やゲームデザインに沖縄をモチーフとしたものが多く見られます。ハイビスカス、島、レキオ、ウルマ、うちなー、シーサー、琉球、エイサー、花笠など、沖縄に関連する言葉やモチーフが使われています。

また、ボーナス時のBGMに沖縄民謡や沖縄出身アーティストの楽曲が使用されることもあります。てぃんさぐぬ花、花〜すべての人の心に花を〜、ハイサイおじさん、安里屋ユンタ、島唄、島人ぬ宝などが代表的です。

沖スロの人気

沖スロは、沖縄県を中心に根強い人気を誇っています。完全告知によるわかりやすさや、沖縄をモチーフとした親しみやすいデザインが人気の理由です。

また、近年ではAT機の登場により、若年層にも人気が広がっています。

その他の特徴

沖スロでは、レギュラーボーナスを「ベイビー」と呼ぶことがあります。
* 沖スロのコインは、25パイのメダルよりも大きく、ドル箱に積みやすいという特徴があります。

まとめ

沖スロは、沖縄県を中心に愛されているパチスロ機です。その歴史や特徴を知ることで、より沖スロを楽しめるでしょう。

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