沖田神社

沖田神社

沖田神社は、岡山県岡山市中区沖元に鎮座する神社です。岡山市南部の干拓地である沖新田の総鎮守として、地域の人々に篤く信仰されています。旧社格は県社。

祭神

沖田神社では、以下の神々が祀られています。

主祭神
天照大御神（あまてらすおおみかみ）
素戔嗚尊（すさのおのみこと）
軻遇槌命（かぐつちのみこと）
倉稲魂命（うがのみこと）
句句廼智命（くくぬちのみこと）
おきた姫

おきた姫は、元禄時代に沖新田の堤防工事の際、人柱として龍神に捧げられたと伝えられる若い女性です。工事が難航したため、人柱を立てたという悲しい伝説が残されています。本殿下には五輪塔と祠があり、おきた姫を祀っていると考えられています。彼女は干拓地の鎮守神として、沖田神社の祭神に加えられました。

歴史

沖田神社は、元禄7年（1694年）に岡山藩主・池田綱政の命により、沖新田の産土神として建立されました。当初は岡山市福島にありましたが、同年9月に岡山市沖元宮地へ移転。しかし、土地が低く冠水しやすかったため、宝永6年（1709年）に現在の地へ移されました。

明治初年には郷社となり、大正12年（1923年）には県社に列せられました。

境内社

沖田神社の境内には、末社として道通宮があります。

道通宮

道通宮は、祭神として猿田彦命を祀っています。

歴史

天正10年（1582年）の高松城水攻めの際、城主・清水宗治の次男である長九朗が、日頃から信仰していた道通宮の使いである白蛇に導かれ、浅口郡西大島御滝山（現在の笠岡市西大島）へ逃れたという故事に由来します。その後、長九朗の子孫が沖新田へ移住し、寛政12年（1800年）に道通宮を沖田神社境内に遷宮し、沖田神社の末社となりました。

現地情報

所在地: 岡山県岡山市中区沖元411
交通アクセス:
両備バス沖元・津田 西大寺行きに乗車し、「沖元」バス停下車後、徒歩約3分

外部リンク

沖田神社・道通宮（公式サイト） (example.comは仮のURLです。公式サイトのURLに置き換えてください)
沖田神社・道通宮 (@okitajinjya) - X（旧Twitter） (X(旧Twitter)のURL)

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