沖縄新世代経営者塾

沖縄新世代経営者塾

沖縄新世代経営者塾は、内閣府によって設置された機関で、沖縄の将来を担う若手経営者の育成を目的とした交流塾です。2007年8月10日の閣議決定に基づき設置され、内閣府特命担当大臣（沖縄及び北方対策担当）が所管する内閣府沖縄担当部局が運営を担いました。

概要

塾長にはPHP総合研究所代表取締役社長（当時）の江口克彦氏、顧問にはウシオ電機代表取締役会長の牛尾治朗氏や作家・エコノミストの堺屋太一氏など、各界の著名人が就任しました。塾は沖縄振興の一環として、沖縄の若手経営者を対象に、異業種間の交流や相互理解を深め、沖縄経済の自立的発展を促すことを目指しました。

2010年7月までに計10回開催され、そのほとんどが沖縄県内で実施されました。塾長や顧問が、松下幸之助の経営理念や自身の経験に基づく基調講演を行い、参加者（塾生）とのディスカッションを通じて、経営者としての知見やネットワークを深める形式で行われました。

設置の意義

沖縄新世代経営者塾は、異業種間、沖縄と本土間の交流を促進し、相互理解を深めることを重視しました。沖縄の自立型経済が将来にわたって発展していくために、次世代の沖縄経済・社会を担う人材育成を目的としていました。

事業の概要

塾では、以下のような事業が行われました。

研修会: 様々な分野の講師による基調講演に加え、塾生同士の意見交換や発表、それらに対する講評を通じて、議論を深めました。
自主活動: 塾生は、マーケティングや企画の専門家の知見を活かしつつ、研究やビジネスモデルの構築など、それぞれのニーズに合わせた実践的な活動を行いました。
事業化支援: 塾での活動成果を事業化するためのコンサルティングやベンチャー出資などの支援を行いました。

運営

塾長

江口克彦（PHP総合研究所代表取締役社長、当時）

顧問

牛尾治朗（ウシオ電機代表取締役会長）
小禄邦男（琉球放送代表取締役会長）
堺屋太一（作家・エコノミスト）
椎名武雄（日本アイ・ビー・エム相談役）
知念榮治（沖縄セルラー電話代表取締役会長）
鳥羽博道（ドトールコーヒー名誉会長）
外間政憲（光文堂印刷代表取締役会長）

塾生

本土側から12名、沖縄側から21名、合計33名の若手経営者が選任されました。

関連項目

PHP研究所
コーチング
アクシブドットコム
尾関茂雄
島田紳助
関東連合
松下政経塾

もう一度検索