沖縄県全県区

沖縄県全県区について

沖縄県全県区は、かつて存在した衆議院の選挙区です。1972年の沖縄返還に伴い、第33回衆議院議員総選挙から新設されました。

歴史

沖縄県における国政参加の動きは、1970年11月15日の国政参加選挙に遡ります。この選挙は、定数5名の全県1区という形で実施され、後の沖縄県全県区の基礎となりました。1972年の沖縄返還により、公職選挙法が改正され、同法の別表に沖縄県全県区が追加されました。この改正は、沖縄県民が日本の国政に正式に参加することを意味しました。選挙区の定数は、廃止されるまで5議席で変動はありませんでした。

選挙区の区域

選挙区の区域は、1971年の公職選挙法改正時に沖縄県全域と定められました。これは、琉球諸島及び大東諸島に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の効力発生日（1972年5月15日）から施行され、同日に沖縄住民の国政参加特別措置法が廃止されました。1970年の沖縄住民の国政参加特別措置法成立当時も、選挙区は沖縄県全域とされていました。

選挙結果

沖縄県全県区では、数多くの選挙が実施されました。以下は、主な選挙の結果です。

1993年（平成5年）7月18日
解散日：1993年6月18日
当日有権者数：866,038人
最終投票率：76.82%（前回比：1.64ポイント減）
1990年（平成2年）2月18日
解散日：1990年1月24日
当日有権者数：824,427人
最終投票率：78.46%（前回比：0.67ポイント増）
1986年（昭和61年）7月6日
解散日：1986年6月2日
当日有権者数：780,114人
最終投票率：77.79%（前回比：0.21ポイント増）
1983年（昭和58年）12月18日
解散日：1983年11月28日
当日有権者数：746,391人
最終投票率：77.58%（前回比：1.69ポイント減）
1980年（昭和55年）6月22日
解散日：1980年5月19日
当日有権者数：697,650人
最終投票率：79.27%（前回比：0.77ポイント減）
1979年（昭和54年）10月7日
解散日：1979年9月7日
当日有権者数：684,720人
最終投票率：80.04%（前回比：4.40ポイント増）
1976年（昭和51年）12月5日
任期満了日
当日有権者数：656,558人
最終投票率：75.64%（前回比：1.55ポイント増）
1972年（昭和47年）12月10日
解散日：1972年11月13日
当日有権者数：594,637人
最終投票率：74.09%（前回比：9.55ポイント増）

これらの選挙結果は、沖縄県における選挙の歴史と、有権者の投票動向を示しています。

その他

沖縄県全県区の前史として、1970年11月15日には沖縄・国政参加特別措置法による衆議院議員補欠選挙が実施されました。

関連項目

* 衆議院選挙区一覧 (1947-1993))

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