沖縄県道221号那覇内環状線

沖縄県道221号那覇内環状線



沖縄県道221号那覇内環状線は、那覇市赤嶺を起点とし、久茂地を終点とする全長約7.34kmの一般県道です。この路線は、那覇市中心部を環状に結ぶ重要な役割を担っています。

概要



この道路は、那覇市南部の赤嶺から那覇市中心部の久茂地を結ぶ主要な道路です。那覇空港へのアクセスも良好で、沿線には多くの商業施設や公共施設が立地しています。那覇市内の交通を円滑にするための重要な役割を果たしています。

起点と終点




総延長と実延長



  • - 総延長: 7.34km
  • - 実延長: 6.66km

歴史



この路線の歴史は、1953年に琉球政府道安里古波蔵線として、那覇市安里 - 古波蔵間が指定されたことに始まります。

  • - 1965年: 政府道41号線に変更、那覇市鏡原町 - 宜野湾市真栄原に区間が延長。
  • - 1970年: 那覇大橋が開通。
  • - 1972年: 本土復帰に伴い、那覇市古波蔵 - 宜野湾市真栄原が国道330号に、那覇市鏡原町 - 古波蔵が県道41号線となる。
  • - 1980年: 県道41号線全線を含む那覇市赤嶺 - 久茂地間が県道那覇内環状線として指定。
  • - 2021年: 那覇高校前交差点 - 久茂地間の重複区間が県道222号の経路変更に伴い、ハーバービュー通り経由に変更。

バイパスの建設



県道指定とほぼ同時期に、小禄の米軍基地返還地を利用したバイパスが建設され、1987年に開通しました。このバイパスはモノレールを通す計画があり、開通後には急速な開発が進み、集合住宅や商業施設が建設されました。

特徴



経路の変遷



2021年の経路変更により、従来の松尾消防署通りや一銀通り経由から、ハーバービュー通り、県庁前通り、御成橋通りを経由するルートに変更されました。これにより、終点も松山交差点から久茂地交差点に変更されました。

道路状況



起点から古波蔵交差点までは4車線ですが、山下橋交差点付近は交通渋滞が頻繁に発生します。また、那覇市楚辺与儀小学校前交差点 - 城岳小学校前の一部区間は道幅が狭く、以前は一方通行でしたが、1998年に拡幅され対面通行となりました。

路線バス



多くの路線バスがこの道路を経由しており、那覇市民の重要な交通手段となっています。

路線状況



重複路線




主な道路愛称



  • - 那覇大橋通り（山下橋交差点 - 古波蔵交差点）
  • - ハーバービュー通り（那覇高校前交差点 - 県庁南口交差点、県道222号と重複）
  • - 県庁前通り（県庁南口交差点 - 県庁前交差点、県道42号と重複）
  • - 御成橋通り（県庁前交差点 - 久茂地交差点、県道42号と重複）

地理



通過する自治体



那覇市

交差する道路




並行・交差する鉄道



沖縄都市モノレール（ゆいレール）


主要施設




その他



那覇内環状線という名称ですが、実際には那覇市中心部に近いため、環状線としての機能は十分に果たしていないという意見もあります。将来的に、モノレールの通る壺屋側や那覇新都心方面へ接続し、真の環状道路として発展する可能性も指摘されています。

関連項目




外部リンク




この県道は、那覇市の発展とともに重要な役割を果たしており、今後もその機能が期待されています。

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