沖縄県道243号高野西里線

沖縄県道243号高野西里線について

沖縄県道243号高野西里線は、宮古島市平良東仲宗根添から平良西里に至る、総延長10.641kmの一般県道です。この道路は、通称「マクラム通り」として地域住民に親しまれています。実延長は7.477km（2016年4月時点）で、宮古島市内の主要なエリアを結ぶ重要な路線です。

概要

この県道は、宮古島市平良地区の東仲宗根添を起点とし、西里を終点としています。沿線には、高野漁港や宮古空港、宮古島地方気象台などの重要な施設が存在します。また、宮古公共職業安定所や宮古運輸事務所といった公共機関、さらには宮古島市営球場、日本年金機構平良年金事務所など、地域の生活を支える施設も多数位置しています。裁判所や検察庁の支部、市役所といった行政機関もこの道路沿いにあり、宮古島の行政、経済、生活を支える上で欠かせない道路となっています。

路線

起点・終点

• - 起点: 宮古島市平良字東仲宗根添（沖縄県道83号保良西里線接続）
• - 終点: 宮古島市平良字西里（国道390号接続）

通過自治体

• - 宮古島市（宮古島）

交差する道路

• - 沖縄県道83号保良西里線（起点）
• - 沖縄県道78号平良城辺線
• - 沖縄県道190号平良新里線（一部は県道78号と重複）
• - 沖縄県道195号野原越七原線（県道190号と重複）
• - 国道390号
• - 沖縄県道192号平良久松港線（県道78号と重複）

重複区間

• - 沖縄県道190号平良新里線（宮古島市平良西里盛加 - 平良下里七原）
• - 国道390号（宮古島市下地川満 - 平良久貝）

主要施設

• - 高野漁港
• - 宮古空港
• - 宮古島地方気象台
• - 宮古公共職業安定所（ハローワーク宮古）
• - 宮古運輸事務所
• - 宮古島市営球場
• - 日本年金機構平良年金事務所
• - 宮古毎日新聞
• - 那覇地方裁判所宮古支部
• - 那覇家庭裁判所宮古支部
• - 宮古簡易裁判所
• - 那覇地方検察庁宮古支部
• - 宮古区検察庁
• - 宮古島市役所
• - 平良港
• - 沖縄総合事務局平良港工事事務所

歴史

1994年（平成6年）3月に県道として指定された当初は「高野川満線」という名称で、終点は下地町川満でした。その後、2003年（平成15年）に、平良バイパスが国道390号に指定されたことに伴い、旧国道390号の一部区間が県道に降格。この際に、現在の路線名である「高野西里線」へと改称されました。この変更は、道路網の再編によって、より効率的な交通体系を構築するための措置でした。

旧国道390号区間

1953年（昭和28年）には、平良港から宮古地方庁前までの区間が琉球政府道宮古漲水港線、宮古地方庁前から下地町与那覇までの区間が琉球政府道平良与那覇線として指定されました。1972年（昭和47年）の沖縄本土復帰に伴い、これらの道路は県道となりました。1975年（昭和50年）には、平良漲水港線の全区間と平良与那覇線の一部が国道390号に昇格しましたが、1999年（平成11年）にバイパスが開通したことにより、2003年（平成15年）に旧道区間は県道へ降格し、現在の県道243号の一部となった経緯があります。

この道路は、宮古島の歴史とともに変遷を遂げてきた重要な幹線道路であり、現在もなお、地域住民の生活を支える重要な役割を果たしています。

関連情報

• - 沖縄県の県道一覧
• - 沖縄県宮古土木事務所（外部リンク）

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