沖縄県道83号保良西里線

沖縄県道83号保良西里線について

沖縄県道83号保良西里線は、宮古島市城辺保良を起点とし、平良西里に至る主要地方道です。この道路は、宮古島の南東部から中央部を経て北西部へと横断する形で、島内の主要な地域を結びつけています。

概要

起点: 宮古島市城辺字保良（国道390号交点）
終点: 宮古島市平良字西里（沖縄県道78号平良城辺線・沖縄県道243号高野西里線交点）
総延長: 32.6km
実延長: 32.2km
通過自治体: 宮古島市（宮古島内）

道路の構成

この県道は、宮古島の南東部、保良地区を起点とし、内陸部を通り、平良地区の西里へと至ります。途中で、他の県道や国道と交差し、宮古島内の交通網を形成する重要な役割を担っています。

交差する主な道路

国道390号（起点）
沖縄県道246号城辺下地線（宮古島市城辺長間）
沖縄県道194号鏡原増原線（宮古島市平良東仲宗根添増原）
沖縄県道243号高野西里線（宮古島市平良東仲宗根添高野、終点）
沖縄県道230号池間大浦線（宮古島市平良大浦）
沖縄県道78号平良城辺線（終点）
沖縄県道190号平良新里線（終点・県道78号と重複）
沖縄県道192号平良久松港線（終点・県道78号と重複）

主要な施設

沿線には、沖縄県立図書館宮古分館（宮古島市平良東仲宗根）があり、地域住民の文化的な活動を支えています。また、この道路は、地域住民の生活道路としての役割も大きく、通勤や通学、買い物など、日常生活に不可欠なルートとなっています。

歴史

この道路の歴史は、1953年（昭和28年）に琉球政府道として平良市（現宮古島市平良）西里 - 狩俣間が平良狩俣線、大浦 - 島尻間が南静園線として指定されたことに始まります。

1972年（昭和47年）の沖縄本土復帰に伴い、これらの路線はそれぞれ県道となり、平良狩俣線は189号、南静園線は196号の路線番号が割り当てられました。その後、南静園線が宮古島東部へと延伸され、城辺町保良（現宮古島市城辺保良）まで到達し、宮古島一周道路の一部を構成する計画が立てられました。この際、路線名は保良西里線と改名されました。

1982年（昭和57年）には、保良西里線の全線と平良狩俣線の西里 - 大浦間を統合する形で主要地方道に昇格しました。平良狩俣線の残りの区間は池間大浦線（県道230号）に名称が変更され、池間島まで延伸されました。1990年代に全線が開通し、現在の形に至っています。

地域における重要性

沖縄県道83号保良西里線は、宮古島内における主要な交通路としての役割を果たしており、地域住民の生活や経済活動を支える上で欠かせない存在です。この道路が整備されたことによって、宮古島内の移動がスムーズになり、地域間の連携が強化されました。

関連情報

関連項目: 沖縄県の県道一覧
* 外部リンク: 沖縄県宮古土木事務所

この道路は、宮古島の美しい自然景観を楽しみながらドライブできるルートとしても人気があり、観光客にも利用されています。今後も、この道路が宮古島の発展と地域住民の生活を支える上で重要な役割を果たすことが期待されています。

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