沢ちひろのプロフィール
沢ちひろ(さわ ちひろ)は、1980年代中期から活躍した日本の
作詞家です。彼女は多様な音楽ジャンルに作品を提供し、
アイドルからロック、
ニューミュージックまで幅広い楽曲に携わりました。特に印象的な作品には、代表曲の沢田知可子「会いたい」や
近藤真彦「ミッドナイト・シャッフル」があります。沢ちひろはまた、
うしろゆびさされ組のアルバムの多くの楽曲も手がけており、その活動は今なお多くのファンに支持されています。
略歴
沢ちひろは
1985年にレベッカのシングル「ラブ イズ Cash」で
作詞家デビューを果たしました。その後、
1990年に沢田知可子に「会いたい」を提供し、この曲は1991年に大ヒットを記録、沢田は第24回
全日本有線放送大賞を受賞しました。沢ちひろはその独自の歌詞とメロディセンスで、多くのアーティストから信頼を寄せられました。彼女の作品は、歌手の個性を引き立てつつ、普遍的なテーマが感じられるものが多く、聴く人の心に深い印象を与えました。
彼女は心不全のため、
2016年2月に惜しくもこの世を去りましたが、その残した作品は今でも多くの人々に愛され続けています。
主な作詞提供作品
沢ちひろは幅広いのアーティストに歌詞を提供してきました。以下に、彼女が手がけた主な楽曲の一部を示します。
- 贈りもの
- Hallelujah!
- VIRGIN LAND
- GET BACK MY SOUL
- 偏差値BOY
- お呼びじゃないの
- 上手な恋の飲みかた
- 天使のアリバイ
- コスモス通りの異星人
- Dan Dan赤ずきん
- ハートボイルドはお好き?
- わたしは知恵の輪(puzzling)
- あぶないサ・カ・ナ
- さよなら 失恋ピエロくん
- ◉ OR Ⓧ
- ハナイチモンメ
- ピタゴラスをぶっとばせ
- πの悲劇
- ∞
- ミッドナイト・シャッフル
- もいちど
- 危ない橋を渡れ
- 会いたい
- 幸せになろう
- ふたり
- Melody
- 忘れられない
- 冬のほたる(遺作)
- 高井麻巳子(かげろう)、
松本典子(No wonder, Kiwi paradise)、水谷麻里(夢で逢いましょう)、
観月ありさ(月(ルーナ))など、数々のアーティストに楽曲を提供してきました。
影響と遺産
沢ちひろは、シンプルながら深い歌詞を通じて、多くの人々に希望や感情を届けてきました。彼女の作品は、今もなお広く愛されており、音楽史における重要な
作詞家としてその名は連綿と受け継がれています。
書籍
彼女は音楽だけではなく、エッセイとポエム集『たまゆら やっぱり誰かを愛したら』も発表しており、より多彩な表現を探求しました。この著作では彼女の思いや感情を直に感じることができる内容となっています。
彼女の影響力は計り知れず、今後も多くの世代に受け継がれていくことでしょう。